流れおつる | 万葉コモン行政書士事務所

万葉コモン行政書士事務所

あなたに寄り添う。
人と人とのつながりを大切にする事務所です。

おはようございます。

 

奈良市の社労士 行政書士の村林です。

 

今朝は本当に寒いです。

 

そんな寒い朝に、暑い日の記憶からスタートです。

 

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もう半年ほど前になります。

 

「誰も喧嘩してほしくない」

 

「みんな仲良くしてほしい」

 

そう言って涙を流がした方がおられました。

 

始めは男性が涙を流すという行為事体に驚きましたが

 

私はその涙が美しいと思いました。

 

人が人を想って流す涙はキラキラしていて

 

とても繊細で、どんな宝石にも負けない輝きを持っていると

 

その時、真剣にそう思いました。

 

そしてまた、私はその心をもって民事を扱いたいと

 

そういう心が民事には大切なんだと

 

強く思いました。

 

民事というものは、人の涙にかかわるところ

 

他者を思いやり、他者のために涙を流す

 

そういった思いやりの心

 

日本人が皆持っているであろう

 

美徳の部分を大切に、民事の分野を扱っていこう

 

そう決めたのです。

 

半年がたち、

先日のご相談の中で老齢の男性がまた涙を見せられました。

 

私はその涙も美しいと思いました。

 

そして半年前に見た涙を思い出しました。

 

若手の私はまだ一つ一つの事柄に対し、

立ち止まって考えて進む余裕があります。

 

ベテランの方が持つ、ある種の割り切りのようなものはないかもしれない。

 

法律という道具の使い方をまだよくわかっていないのかもしれない。

 

長い経験の中で、私自身もかわっていくかもしれない。

 

非情にならなければならない場面も、もちろんでてくるでしょう。

 

けれど、私は、私だけは、

あの時の涙を美しいと感じたことだけは、忘れずにいたい。

 

 

流れゆく時の中で変わっていくもの、

 

変わっていくべきものがあるように

 

変わってはいけないものもきっとあるはずだと思うから。