憂いと美徳 | 万葉コモン行政書士事務所

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あなたに寄り添う。
人と人とのつながりを大切にする事務所です。

おはようございます。

 

奈良市の社労士 行政書士の村林です。

 

昨日はご高齢の方とのお仕事でした。

 

そこで改めて思ったのは民事は道徳だということです。

 

 

我々行政書士は弁護士と違って双方から話を聞くことはできません。

 

ですのでご相談にいらした片方の当事者の方からのみ

 

お話をきくという形になります。

 

立場が違えば当然、意見や、物の見方も変わってくるでしょう。

 

私たちはそれを慎重に吟味しながらも

 

お話しくださる方の気持ちも斟酌して

 

解決、あるいは今のお気持ちの負担を軽減する方向へ

 

導いてあげることが仕事です。

 

特にご高齢の方が依頼者の場合、

 

失礼を承知でいってしまうと、

 

現世の憂いを軽減してあげるのが仕事です。

 

今の憂いや心配事をとってあげることこそすれ

 

後の世に憂いを残すことはあってはなりません。

 

喜ばれる仕事は何か を考えた場合

 

誰に喜ばれたいか を考える必要があります。

 

 

この誰に? を思う時、私は自分の心に と答えます。

 

 

自分の中の道徳心に従って

この ”誰に?”を導きます。

 

 

少し前に、「どっちを向いて仕事をするの?」と言われましたが

 

 

この場合も、やはり、

私は「自分の心に従って」というより他はありません。

 

 

十人十色、それぞれのスタンダードがあって当然だと思います。

 

そのスタンダードの部分がその人の神髄でありポリシーであり

 

この部分は決して変えることのできない部分だと思います。

 

それを変える必要はない。

 

 

けれどだからこそ、違うと思ったら違う

 

そこまでなんだとも思います。

 

 

士業の世界はポリシーの世界、

 

自分のポリシーを譲る必要はないし

 

譲ってしまえば成り立たなくなるような気もします。

 

 

 

心ある仕事ができるように、

気持ちを切り替えていきたいと思います。