主治医の診察がありました。
『食事食べれてないんだって?
嘔吐しちゃうの?』
という質問から始まり
いろいろ話しました。
『まにゃさん、ご飯食べれてないなら退院できないよ?
もしかして退院したくない?笑』
「いえ、退院はしたいんですけど…
過食嘔吐で増えた分痩せなきゃって思ったのがきっかけで、食べる=太るだと思ってしまっていて、食べられないんです。」
『過去にも拒食症になったことがある?』
「17歳くらいの時になりました。
身長(165センチ)は今のままで30キロ台になってしまって、エンシュア(栄養剤)飲んでました。」
『過去にも同じ経験があるなら、幼児返りじゃないけど昔返りしてるのかもね。
まにゃさんが調子崩す時って必ずお母さんとの関係がきっかけだと思うの。
今回はお母さんとの距離が近くなりすぎたね。』
「そうですね。」
『とりあえず三日間、点滴しようか。
あと栄養士の先生と相談してみて。』
主治医はそう言いました。
私は妙に納得してしまいました。
昨日、母から送られてきたLINEを
主治医にも読んでもらいました。
それに対する私の返事や、
昨日のこの記事も。
『まにゃさんは、心のどこかでやっぱりお母さんを求めてるんだろうね。
だから、お母さんがまにゃさんに自傷してほしくない理由が【お母さんが辛くなるから】ってことに気付いて、ショックだったんだよね。』
「そうですね。
母が純粋に私の苦しい気持ちを心配してくれてるんじゃなくて、母自身が辛いのが嫌だから自傷しないでほしいって思ってることに気付いて、悲しかったんだと思います。」
『お母さんとはやっぱりある程度の距離をとっておかないとまにゃさんは不安定になるね。
まにゃさんの調子が上がってくるとお母さんとの距離も近くなっちゃうけど、これからは意識して付き合っていった方がいいね。』
主治医はこう話してくれました。
主治医の言う通り、
私は心のどこかで母を求めてたんだと思います。
無条件の愛、のようなものを。
だけど、
私はその寂しさを母に向けるのではなく
自分自身で癒せるようにならなきゃいけないのだと思いました。
診察の後、
心理士さんのカウンセリングがありました。
心理士さんにも同じように
母とのLINEのやり取りと
私の昨日の記事を読んでもらいました。
「どう思いますか?」
と聞くと、心理士さんは
『まず、まにゃさんがお母さんからの超長文LINEに対して、お母さんの伝えたいことを汲もうと考えて返信できたのがすごいと思います。
私だったらキレちゃいますね。
そして、言い方悪くなっちゃうんですけど、お母さんの【私はまにゃさんのことを全て分かってるのよ】みたいな知ったかぶり感というか、そういう言い方が気になりました。』
と答えてくれました。
「主治医の先生は私が不調になるのは母との関係が大きいって言ってたんですけど、どう思いますか?」
と聞くと、
『確かにまにゃさんにとってお母さんの存在はかなり大きいもので、影響はあると思いますが、それが全てではないと思います。』
と答えてくれました。
そして、
『やっぱりまにゃさんのお母さんの言葉は重いですね。
それを必死に受け入れようとしているまにゃさんはとても頑張っているなぁ、と感じます。
でも、お母さんの言葉が全てじゃないですからね。
看護師さんやお友達に意見を求めて客観的に判断できたこと、それがとても大事なことかと思います。』
と仰ってくれました。
母の言葉を鵜呑みにすることなく、
第三者に意見を求められたこと。
母は変わらないけど、
私は少しずつ変わってきたのだと思えました。
その後、
栄養士さんとの面談がありました。
食べる=太るだと思っていて
食べることに対する拒絶感が強いことを話しました。
固形物は食べることに抵抗あるけれど
飲み物は意外と飲めることを伝えました。
栄養士さんは
栄養剤を飲むのも一つの手だけれど
やはり口から摂取してほしいということ。
少しでも【食べれた】という気持ちを持ってほしいから、
おかずは今までの半分の量から始めましょう。
汁物は今まで通りの量で。
栄養剤(クリミール)は試してみて、
飲めそうなら続けましょう。
吐かないことが一番大事で、
無理して食べなくていいから、
自分が【これくらいなら吐かない】という量だけ食べれるようになってほしいということ。
といったようなことを話してくれ
早速今日の夕食から栄養士さんの指示が反映された食事が出ました。
ご飯もおかずも少なっ!
というのが正直な感想でした。
保育園児が食べる量みたい。
写真撮ればよかった(笑)
でもそれでも
3分の1くらいしか食べれませんでした。
クリミールはちまちま飲んでます。
今のところ、
嘔吐はせずに過ごせています。
嘔吐しないこと、
それが一番大事らしいから。
嘔吐せずに食べれたこと、
それだけで自分に拍手です。
今日はいろんな人と話した一日でした。
ちょっと疲れました。
そして早くも部屋移動があり
個室生活とはさよなら。
二人部屋になりました。
同室の患者さんは
耳が全く聞こえないおばあさん。
害はなさそうなので
安心してます。
明日は何も予定がありません。
明日はどんな風に過ごそうかな。
少しでも食べれる量が増えるといいな。
明日も穏やかに過ごせますように。