照心語録/安岡正篤 23346 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

照心語録/安岡正篤 23346

 

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本ブログは2004年12月12日に開始しているので

今日で丸19年を迎える。

その間にグロービス経営大学院へ通ったり

仕事も大いに変わったりとしたが

何とか継続出来ている。

改めて恵まれた環境と健康に感謝したい。

 

本書は3年ぶり5回目。

やはりここが良いね。

 

 高嶺の月

 

 仏教とか儒教とかの別は一つの道筋にすぎない。

 至極の所に至れば符節を合するものだ。

 古歌にいう

 「わけ登るふもとの道は違えども

 同じ高嶺の月をみるかな」

 と。

 

武道も経営も修行を積むと

「結局同じことだよね」

と思うことが多々ある。

 

 宗教と道徳

 本来、宗教と道徳を区別するのは

 西洋近代学の通念であって、

 東洋ではこの二者を道として一なるものと考えて来た。

 宗教によって国が衰滅するというのは、

 宗教と道徳を区別したが故の悲劇ともいえる。

 宗教という時、そこには自ずから道徳を含み、

 道徳という時、また内に宗教を含んでいる。

 道徳なき宗教、宗教なき道徳は誤れるものだ。

 宗教と道徳が深く結ばれ ているほど、

 真の宗教であり道徳である。

 
ここは過去何度も頷いたところ。
やはりそうだ。
 

 

照心語録/安岡正篤 20219

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