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299〜1,950円
★★★★★
安岡正篤先生の本としては比較的薄く、文字数も少ないのだが
「ギュっ」と安岡哲学が詰まっている本。
宗教と道徳
本来、宗教と道徳を区別するのは
西洋近代学の通念であって、
東洋ではこの二者を道として一なるものと考えて来た。
宗教によって国が衰滅するというのは、
宗教と道徳を区別したが故の悲劇ともいえる。
宗教という時、そこには自ずから道徳を含み、
道徳という時、また内に宗教を含んでいる。
道徳なき宗教、宗教なき道徳は誤れるものだ。
宗教と道徳が深く結ばれ ているほど、
真の宗教であり道徳である。
まさに仰る通りだな。。
某ビジネススクールで講師をさせて頂くときは
「まずは分けて、分解して理解すること」
を教えているが、安岡正篤先生のご著書を拝読するに
「一種の方便」という氣がしてならなくなる。