小さな人生論・4/藤尾秀昭 19273 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

小さな人生論・4/藤尾秀昭 19273


9回目。
今回はここ。

 徳を高め、大成させる。これを成徳という。

 能力を錬磨し、上達させる。これを達材という。


 人は何のために学ぶのか。安岡正篤師は言っている。


  学は己の為にす

  己を為むるは安心立命を旨とす
  志は経世済民に存す
  志を遂ぐるは学に依る
  学に依って徳を成し材を達す
  成徳達材を立命とす


 人は自分を創るために学ぶのだ。

 そして、人生のあらゆる艱難辛苦にあっても動じないように、

 自分を為めていく。

 自分を創るのは利己のためではない。

 世のため人のために自分を役立てるためである。

 自分を役立てるには、自己の徳を大成し、

 自己の才能・能力を錬磨、向上させていかねばならない。

 それが学の本質である。

 成徳達材することによって、よりよき運命を創っていくのだ

 ──安岡師の言葉は明解である。


最近インプットを更に増やしているが、
何の為って、それはやはり自分を創る為だ。