小さな人生論・4/藤尾秀昭 19273
- 小さな人生論・4 (小さな人生論シリーズ)/藤尾秀昭
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9回目。
今回はここ。
徳を高め、大成させる。これを成徳という。
能力を錬磨し、上達させる。これを達材という。
人は何のために学ぶのか。安岡正篤師は言っている。
学は己の為にす
己を為むるは安心立命を旨とす
志は経世済民に存す
志を遂ぐるは学に依る
学に依って徳を成し材を達す
成徳達材を立命とす
人は自分を創るために学ぶのだ。
そして、人生のあらゆる艱難辛苦にあっても動じないように、
自分を為めていく。
自分を創るのは利己のためではない。
世のため人のために自分を役立てるためである。
自分を役立てるには、自己の徳を大成し、
自己の才能・能力を錬磨、向上させていかねばならない。
それが学の本質である。
成徳達材することによって、よりよき運命を創っていくのだ
──安岡師の言葉は明解である。
最近インプットを更に増やしているが、
何の為って、それはやはり自分を創る為だ。