研究中間報告
石川さんのお話にもあったように、
実際、報告概要は事務室へ提出済みで、それに当論文の目的と補足説明を準備すればよし
と考えておりましたが、とんでもないことでした。
週初めに鼻かぜ?と思っていたら、近年なかった喘息症状に見舞われ、週半ばからは低いとはいえない発熱。
ロキソニンで熱は下がるのですが、数時間でまた悪寒発熱+咳き込み。
そんな状態でしたので、金曜の晩には武藤先生に
「明日行けません!!!」
と何度メールしようと思ったことか
でも、「中野、逃げたな!!??」とのイメージをもたれるのは避けたく、
休むのを諦めて準備を始めたのが報告日の明け方。
土曜日、本来、人の前で人に聞いてもらうために話をすることは過呼吸症状などに陥りやすいため、
死ぬほど嫌いな私ですが、
この日ばかりは報告場所に立つことができて
「あー、生きてるんだーー」
と、感慨深かったです。
また、
「予定通りに物事が済むっていうのは当たり前じゃないんだなー」
と、しみじみ思いました。
そして、報告内容なのですが、
いつものゼミ発表では進捗の状況を報告するので、部分に目が行きますが、今回のように全体像を確認することは久しくありませんでした。
で、改めて整理してみると、
私は一般市民の方々の力はこんなに大きいものなのだということを、一般市民の方々に知っていただきたいと願い、一般市民に向けて当論文を書きたいのだと思いました。
乳幼児虐待は特に人目に触れにくいです。
また、虐待と意識せずに結果的に死亡事故・事件につながってしまうこともあります。
どのような状況であれ、閉塞した保育者が、知人であれ他人であれ、
ふと寄り添ってもらったと感じることができる機会があることで、虐待状況は変化することは決してないことではないと考えています。
と言うようなことを基調に、土曜日の研究報告を進めました。
質疑では、やはりその一般市民についての内容が多かったのと、
児童虐待リスク要因、リスク段階についての質問、
武藤先生から、論文としての質の確認がありました。
そして、報告が終わって休憩時間になったとき、諏訪康雄教授よりお呼びがかかりました。
「一生懸命に取り組んでいるのが伝わってくるだけに、論文としての体をなさずに進めては勿体無い」
といった旨のお言葉をたまわりました。
理解を示し、その上で欠けている部分を指摘してくださり、
ゼミ生でもない私を熱心に諭してくださるそのことに胸が熱くなりました。
と同時に、論文スタイルが定まりました。
これまで、右往左往迷いだらけで、どれも半端で悩みが多かったというのが実のところです。
と言っても、この先は一直線!とはいきませんが
報告日の武藤先生の論文の質の確認、諏訪先生からのご指摘、
武藤先生が神様なら、諏訪先生はお釈迦様、
そして、発表後、既卒同期のHさんも満面笑みで拍手してくださっていました。
こんなに見守っていただけて、私って幸せモノ
薬の服用で解熱の不自然な発汗と発熱を昨日まで一週間繰り返してきましたが、いい加減飽きました。
本日から、気合を入れて、よし、がんばるぞ
これからはパソコンの前で寝ないようにしますから、
もう熱も咳もでませんように
中野
大人を見て育ちました
アップが遅くなりすみません石川です。
中野さん、研究中間報告おつかれさまです
なにかとお忙しそうな中にあって、
ガッツリと前回のブログをアップされていたので、
いかに千代田区政に対するガッカリ感が強いのかが
伝わってまいりました。
区当局の関係者たちに、ロバート・ケネディの演説を3回ぐらい
聞かせてやりたい気持ちです←怒りが伝染!
指導的な立場にある人が、大衆や子どもたちに
手本を示すことが大切だと思うのですが、今の日本社会では、
そんな憧れることができるような大人が少ないようです。
実際に、二十歳前後の希望に燃える学部生と熱く語り合っていると、
しばしば彼らが、世の中にこすズルい大人たちが多いことに対して
苛立ちを感じていることがよくわかります
大切に抱き続けた理想の下方修正を繰り返さなければ
生きていけないような社会を、後世には残したくないものです。。
地域社会圏
いただいた配信に、世界で活躍される建築家、山本理顕氏の建築思想をわかりやすく紹介している映像がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=1C1T2KbyPSc
経済が停滞し、また、仮想店舗など現実の場を設ける必要のない業態がある程度の市場を占めつつある今、
利潤追求の高層建築物を建てることは、ニーズに反する方向性といえます。
山本氏は、国家が豊かな地域社会の理想を示すことも必要なのではないかといっています。
それによって規制を設け、統制のない「場の破壊」を防ぐことが必要なのではないでしょうか。
日本の一般ビル建築や地域開発においては建築家の存在は大変弱いもののようです。
将来を見据えた構想の提案よりも、
デベロッパーを中心とする注文主の要求するものを如何に無理をしてでもデザインするか。
そうしない限り仕事が回ってこないからです。
海外の建築物におけるコンペでは、建築家の思想やコンセプトを大変重要視し、
建築家が心血注いだデザインであることを求めているようです。
「建築家は豊かな地域社会を作ることが仕事だ」
と決めてほしい!!ともいっています。
そうでないと、地域社会に資する信念をもって構想の提案をすることができないと。
山本氏は、
人間が豊かに生きる環境とは、
高層建築や閉ざされた空間をプライバシーと言う言葉に置き換えて孤立を進めるのではなく、
人と人が適度なかかわりを築くことなのではないか、
との考えから、
韓国の公団コンペにもこれから高齢化社会を迎えることを見据え、
地域社会圏構想を人同士のふれあいが自然に生活の一部となるよう具体的に提案し、採択されています。
神田の今現に進められている再開発と称する複数の高層建築物、
千代田区行政の無策どころではない、積極的な推進があって集中したものと理解しています。
もしかして、コンパクトシティ構想と言うかもしれませんが、
交通網がこれだけ発達し、病院や文化施設が数多くある都市部に高層建築物を建てて人を集中させる必要性は皆無と言えます。
と同時に、都市は今も過密が進んで生活環境が悪化している一方で
地方は人口の減少になかなか歯止めがかからず、地域経済を支えることに困難をきたす場合があります。
都市にこれ以上人が増える政策は国、自治体ともに回避する必要性が多大と考えられます。
飯田橋駅の再開発についても、その構想時点、
お濠の石垣をないも同然にしようとの案が持ち上がったと聴いています。
昨年のブラたもりで、たもりさんが
「お堀がすべて現存していたら、世界遺産になっていたのではないか!!!?」
と感想を述べていましたが、そのような文化的価値に目もくれない都市行政、
悲しいとしかいいようがありません
そして、区有地の不適正・不透明な利用に対する署名を含め、住民の声を無視する千代田区政、
これでも「区民に開かれている行政」なんて言うんでしょうか。
結構いま憤懣やるかたない中野です