『満福一座』のまんぷくぶろぐ -9ページ目

テディ家の長男と長女

ナツコがお気に入りの写真をアッブしたようなので、
テディも負けじとアップしてみました。
ニコニコ



ジャックラッセルテリアというワンコたちです。


タイガ (♂・4歳)



エンジェル (♀・4歳)

やんちゃ坊主とおてんば娘ですが、
めちゃめちゃカワイイですぅ。ラブラブ

のこの島♪

こんばんは!!

ナツコです♪♪

のこの島に、コスモスを見に行ってきました♪

夕日も綺麗だったので、写真をアップしています(^^♪

こんな感じにアップしてみましたけど、テディさん、どうですか??

夕日って、どうしてこんなにココロに染みるのでしょうか??

久しぶりに、感動する瞬間でした。




物語は中盤へ

テディです。
物語は中盤へと差し掛かります。
それと、一般の方もこのブログが見れるので、
前の脚本は追々ブログから削除していきますね。



雷團     「聞いたか風破?」
風破     「ええ、しっかとこの耳で」
雷團     「どうする?」
風破     「あの死神の野郎、バカだけど腕だけは確かなんだ」
雷團     「あぁ面倒臭ぇ」
風破     「雷團、まぁまぁ、そう言わないで」 (お金のポーズ) 
雷團     「ん? うーん」 (伸びをする) 
       「よしと」
    
風破は雷團の背中をポンと叩き、二人は歩き出す
雷團と風破 去る



虎 造     「あや様、かぐや様は、かぐや様はまだ戻って来られんのでございますか?」

幸 代     「それより、かぐや様は御無事なのでございますか?」

あ や      「心配しないで大丈夫だから、じかにかぐや様はお戻りになるから」
        「かぐや様、どうぞ御無事で」

かぐや     「みんなは大丈夫かしら」

犬丸      「かぐや様、金角、銀角は、どうやら改造手術を受ける様です」

かぐや     「改造手術?」

サル丸      「何でも殺人兵器としての改造を施すと」

かぐや    「えっ?」

キジ丸    「かなりのパワーアップが予測されます」

かぐや    「・・・・・・」

犬丸     「いえ、心配は御無用です」

サル丸    「私達三人も秘密のパワーアップ法を持ち備えております」

キジ丸    「名付けて」

三人     「三人の秘密パワーアップ法! そのままやがなハハハハハハ!」
       (かぐや、銃を撃つ)

かぐや    「殺すぞ!」

三人     「冗談すよ、冗談!」

かぐや    「面白くない冗談は今後、銃殺にします」

三人     「え~っ!」

       (かぐや銃を撃つ)

かぐや    「返事!」

三人     「はい!」

かぐや    「それで、あなた達のパワーアップって本当に大丈夫なの?」

犬丸     「それはもう、もちろん」

サル丸    「ご安心ください」

キジ丸    「かぐや様は、ドーンとドロ船に乗ったつもりで、
        そらお前、大船に乗ったつもりや!
        ドロ船やったら沈んでしまうがな! ハハハ・・・」

かぐや    「今晩のおかずは「キジ鍋」ね」

キジ丸    「かぐや様、それだけは、それだけはお許し下さい」

サル丸    「久し振りやなあ キジ鍋なんて」(鍋の用意をする)

犬丸     「どうする、雑炊の用意もしとくか?」

サル丸    「いや、うどんだけでええんとちゃうか」

キジ丸    「お前らなあ」

かぐや    「サル丸、犬丸、その鳥 早くしとめて、ギュッと」

犬・サル   「はい、はい」

金角     「かぐやよ」

犬丸     「金角!」

銀角     「かぐやよ」

サル丸    「銀角!」

かぐや    「うるさいわねえ、又、倒されに来たの、キジ丸、いのちびろいしたわね」

死神博士   「そなたが、かぐやか?」

かぐや    「なに? 新キャラ? 物語に何か関わってくるの?」
       
       (金角・銀角、首をかしげる)

死神博士   「失敬な、私は死神博士だ」

かぐや    「自分のことを博士だなんて恥ずかしくないの、どう思う?」

犬丸     「犬丸博士としてはいかがなものかと」

キジ丸    「キジ丸博士もそれに同意いたします」

サル丸    「サル丸博士はバナナが好きです」

       (四人大笑い 金角・銀角も大笑い)

死神博士   「重ね重ね失敬な奴らだ。まあよい、憎まれ口をほざくのも今のうちだ」

かぐや    「何ですって」

       (金角・銀角 なおも大笑い)

死神博士   「おいっ!」

金角・銀角  「ああ、はいはい」

死神博士   「かぐやよ、改造されてパワーアップされた金角と銀角の最初の獲物となるのだ」

サル丸    「一体、何をパワーアップしたんだ」

犬丸     「見ただけでは全然分からない」

金角     「パワーアップ金角!」

銀角     「パワーアップ銀角!」

キジ丸    「本当にパワーアップしてるんだろうか」

金角・銀角  「ええい、うるさいわ!」

       (かぐや、犬、サル、キジ、やられる)

死神博士   「ハハハハハハ、今やお前達では、金角、銀角の敵ではない」

全員     「クソッ!」

死神博士   「金角、銀角、お遊びはこれくらいにして、そろそろ始末してやれ」

全員     「キッ!」(死神博士を見る)

雷 團    「待ちな!」 (雷團・風破 登場)

死神博士   「雷團! 風破!」

風 破    「チャオ!」

死神博士   「殺れ!」

雷 團    「おめえたちに用はねぇんだよ」

       (金角・銀角、雷團・風破に襲いかかるが、腕を捻り上げられる)

雷 團    「だから、おめえたちに用はねぇって言ってんだろ」

死神博士   「小癪なヤツらめ」

かぐや    「雷團・風破、ありがとう」

風 破    「いや、これはついでみたいなもので・・・」 (金角・銀角を放す)

全員     「えっ!?」

       (雷團、金角・銀角のホコリをはらってやる)

全員     「えっ!?」

死神博士   「雷團! 風破! 何の企みがあって・・・」

風 破    「うるせー、ジジイ!」 

死神博士   「・・・・・」

風 破    「あのね姫様、あんまりアタイたちに世話焼かせないでね」

かぐや    「えっ?」

風 破    「あぁ、こいつらいるでしょ・・・ ひそひそ・・・」

かぐや    「ええ でも・・・」

風 破    「あんたホントに「でも」が多いわね!」 (叩こうとする)

雷 團    「やめろ!」

風 破    「だってさぁ」 

雷 團    「用が済んだら帰るぞ」

       (一同唖然)

風 破    「せっかくだから花道から帰らない?」

雷 團    「なんで?」

風 破    「この場の雰囲気だと、お客さんの拍手の中、気持ちよく退場出来るじゃない」     
       「ねぇ?」
       「雷團、行きましょ!」

雷 團    「おう!」

       (と、客に強制した拍手の中、花道へ去る)




かぐや    「よしっ!」(立ち上がる)

死神博士   「何だ」

かぐや    「よしっ、よしっ、よしっ!」
       (死神博士の後ろにまわり、刀をつきつける!)

死神博士   「何をする」

かぐや    「風破に聞いて気付いたわ!
       金角、銀角はパワーアップして強くなったのかもしれないけど、
       あんたはただのジジイじゃないの」

死神博士   「くそーっ、そうだったか、気がつかなかった」
       (死神博士の後ろにまわり、刀をつきつける!)

かぐや    「金角、銀角おとなしくしないと、こいつの命はないよ」

金角     「何をバカなことを言っている」

銀角     「お前の方こそ、おとなしくしないとこいつらの命はないぞ!」

かぐや    「どうぞ」

全員     「えっ!」

かぐや    「どうぞ」

金角     「だから、こいつらの命はないぞって!」

かぐや    「だから、どうぞって」

サル丸    「かぐや様、それはないですよ」

かぐや    「サル丸、気にしなくてもいいわ」

犬丸     「そう言うことじゃ・・・」

銀角     「お前、本当にいいのか」

かぐや    「うん」

金角     「お前、ブスッといっちゃうんだぞ」

かぐや    「そりゃそうでしょ」

銀角     「痛いんだぞ」

かぐや    「もう、くどくどしつこいわねえ、ひと思いにいっちゃいなさいよ
        ほら、こうやってグサッて」

犬丸     「痛いっ、痛いっ、何するんだよ、危ないだろ」

かぐや    「弱虫ねえ、こんなの根性あれば大丈夫よ」

サル丸    「そんなわけないだろ」

かぐや    「あんたにもためしてあげましょうか」
       (金角・銀角に)ちょっと刀かして、ほれ(刺してみる)

サル丸    「危ないッって!」

       (形勢が逆転する)

かぐや    「うまくいったわね」

死神・金・銀 「くそーっ!」

バナナの皮

おはようございます。テディです。続きをちょこっとアップです。


金角    「敵もなかなかやるの」(バナナの皮をあげる)

銀角    「巧妙な手を使ってきよる」(バナナの皮をあげる)

 金角・銀角、バナナの皮を目の前に投げ捨てる
 歩き出し、捨てたバナナで再び転ぶ
 顔を見合わせ笑う
 悪鬼・邪鬼登場

悪鬼    「金角!銀角!」

金角・銀角 「はっ!」

悪鬼    「何をしておる」

金角    「いえ、何も」

邪鬼    「何も?」

銀角    「はい」

悪鬼    「かぐやはどうなった」

邪鬼    「報告がきとらんぞ」

金角    「はい、かぐやの奴、卑怯にも四人がかりで」

邪鬼    「四人がかりだと?」

銀角    「はい、家来だと思われますが、犬とサルとキジを」

悪鬼    「犬とサルとキジだと?」

銀角    「はい」

悪鬼    「そんな畜生風情にお前達はやられたというのか?」

金角    「い、いえ、そうではありません。奴らは卑劣な手を使ってきたのです」

邪鬼    「卑劣な手?」

銀角    「はい、そうなんです。奴ら飛び道具を」

悪鬼・邪鬼 「飛び道具?」

金角・銀角 「はい」

 悪鬼・邪鬼バナナの皮を出し、金閣・銀角の前に投げる
 金角・銀角ひっかかり転ぶ

金角・銀角 「申し訳ございません。この次は必ずかぐやを仕留めてまいります」

邪鬼    「その言葉に二言はないだろうな」

金角・銀角 「はい」

死神博士  「悪鬼様」

悪鬼    「その声は」
 
死神博士  「私めにございます」

邪鬼    「誰だ?」

死神博士  「お忘れでございますか」

四人    「うん」

死神博士   (リアクションあって)「死神博士にございます」

四人    「う~ん?」(それぞれに考えたり、考えなかったり)

死神博士  「説明しよう」(天本英世の死神博士のパネルを出す)

四人    「ああ」(と口々に納得したり、しなかったり)

死神博士  「死神博士とは、一九七一年に放送が開始されたヒーロー系特撮番組
       『仮面ライダー』に登場した、世界征服を目論む国際秘密組織
       ショッカーの日本支部の大幹部である。
       また、この写真の北九州市若松区出身、名優天本英 世氏のあたり役の
       一つで、「悪のマッドプロフェッサーたるものかくあるべし」という
       絶対的基準をつくり上げた。ちなみに、この天本英世氏、比較的若い
       皆様がご存知なのは、フジテレビ系『たけし・逸見の平成教育委員会』
       での超人的優等生ぶりかもしれない」

金角    「ああ、思い出した思い出した。天本さんて、凄く博識だったんだよね」

銀角    「そうそう、日本におけるロシア作家チェーホフ研究の第一人者だったし、
       スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカについても
       一目置かれる存在だったんだよね」

邪鬼    「で、お前は?」

死神博士  「死神博士にございます」

悪鬼    「今回のストーリーに必要な登場人物なのか?」

三人    「さあ?」

死神博士  「それはちょっと酷くない?みんなで頑張って一つの作品をつくり上げよう
   と誓い合ったじゃない」

悪鬼    「おお、そうだった。死神博士よ、こういう時に頼れるのはお前だけだ」

死神博士  「はい、私のこの腕で、そこのどうしようもない二人を殺人兵器として
       生まれ変わらせておみせしましょう」

悪鬼    「そうか、改造人間はそなたの専門分野であったのう。ははははは・・・」

金角・銀角 「改造!?」

死神博士  「はい。私の手にかかれば、どのようなものでも改造人間として
       パワーアップできるんです」

金角    「改造なんて、それだけはお断りします」

銀角    「私とて同様でございます」

悪鬼    「問答無用じゃ」

   (金角・銀角、逃げようとするが、死神博士にバナナの皮でつかまってしまう)

悪鬼    「では、まかせたぞ」

死神博士  「はい、承知しました」

    (去る)

犬丸    「パワーアップだと?」

サル丸   「こいつはちょっと厄介なことになってきたな」

キジ丸   「うん」
  
     (暗転)

寒くなってきましたね!!

 木枯らしがちょっとずつ吹くようになってきましたね!!

にしては、あんまり紅葉してない気が・・・・・

カメラマン・ナツコ にとっては、はやく紅葉シーズンが到来してほしいしだいでありますヾ(@°▽°@)ノ


急に寒くなってくると、風邪をひきやすくなるし、肌はカサカサになるし、喉も乾燥しやすくなるし・・・・・

みなさん、よく食べて、よく寝て、病気にならないように、気をつけましょう(^-^)/


これも、プロ意識のひとつ(・ω・)/


と、思う(笑)

お久しぶりです!

いやいやいや、毎日忙しくしていたら駄目ですね!
久しぶりにブログします。
一座も順調にスタッフのお蔭で進んでいるみたいです。
今週から、稽古に参加できそうなので、皆に会えるのが楽しみ!
あっという間に公演日がやってきます!
一緒に最後までがんばろうね!
流した汗と涙の分だけ感動するよ!

福田健次

星の王子さま

杉村周子です。
昨夜はみなさん、お疲れ様でした。
初稽古はいかがでしたか?
台本はまだ途中でしたが、面白い作品になりそうですね!
これからがますます楽しみになりました(^ε^)♪

今後の稽古スケジュールですが、
18日(日)にも稽古を行うことになりました。
この日は、時間を10:00~12:00(午前)、12:00~14:00(午後)と
2班に分けて行います。
次回10日の稽古時に、午前と午後、どちらに出席したいか
希望をお聞きしますので決めておいて下さいね。


さて、今日はテディさんと今後の打合せを行っていました。
実は、今テディさんは満福一座の舞台だけでなく、
他にも舞台を抱えていらっしゃり、本当にお忙しそうでした((゚m゚;)

他の舞台とは、11月30日~12月2日に、
NUTSで『星の王子さま』の舞台公演があるのです。
本番も近いこともあり、こちらの稽古も追込みに入ってきました。
私もこの作品には、役者として舞台に立ちますので、
今は本番に向けて気合が入っているところですo(^-^)o
『星の王子さま』も楽しい舞台になるといいなぁ♪♪


ブログ担当いたします♪

こんにちは(^O^)


ブログの更新に携わることになりました、高野夏子と申します。
『ナツコ』と呼んでください。これからよろしくお願いします(*^_^*)


写真がスキで、このブログにもちょこちょこアップできたらなー…と、思っているので、カメラを向たら笑顔でお願いします(≧Д≦)ゞ



自己紹介はこの辺にして。

さぁ、遂に始まりましたね!
皆さん昨日の初練習はどうでした??
私はそりゃもう緊張でしたf^_^;
今、台本を読返して物語の流れを整理しています。次の練習までにはもっと本人達に、近付くぞー=333


昨日は緊張して挨拶もままならない状態だったけど、次からは元気よくいくので、皆さんもよろしくお願いします♪♪

平成竹取物語 初稿

物語の冒頭シーンをアップしてみました


平成竹取物語

《1幕1場》


太鼓の音が鳴り響く
ひとしきり鳴ると 幕が開き
舞台には老夫婦(伍平・おとし)と若い娘(おみつ)
何やら楽しげに談笑している

上手より1人の女(おきよ)が現れる
戸を叩き

おきよ 「伍平さん おとしさん、遅くにご免よ。あたしだよ。おきよだよ。」
伍 平 「ん、おきよさん」
おとし 「今時分 なんだろねぇ」
おきよ 「伍平さん! おとしさん!」
おとし 「はいはい、今開けるよ」
おきよ (上手に向かって)「こちらでございます!」
おとし 「おきよさん、いったいどうしたんだい?」(戸をあける)
おきよ 「お邪魔させてもらうよ」

と同時に上手より邪鬼現れる
伍 平 「何じゃ あんたは?」
邪 鬼 「娘を渡せ」
おとし 「おみつを?」
邪 鬼 「渡せ!」
おきよ 「おみっちゃん、あんただよ!」
おみつ 「おきよさん」
邪 鬼 「こやつか?」
伍 平 「おやめください!」(邪鬼を制止する)
邪 鬼 「邪魔だ!」(伍平を斬る)
おみつ 「おとっつぁん!」
おとし 「お前さん!」(伍平に駆け寄ろうとする)
邪 鬼 「うるさい!」(おきよを斬る)
おみつ 「おっかさん!」(おきよに捕まる)
おきよ 「邪鬼さま」
邪 鬼 「こやつが かぐやか?」
おきよ 「さようにございます」
伍 平 「おみつ、逃げろ!」

おみつ、おきよを振り払い逃げる
邪鬼、伍平にとどめをさし、おみつを追う
おみつは表に逃げたところで悪鬼登場
たちつくす おみつ
悪鬼はおみつを一刀両断

おきよ 「悪鬼さま」
邪 鬼 「さすが兄じゃ、仕事が早い」(おみつの腕をまくり、何かを探す)
    「兄じゃ!」
悪 鬼 「人違いか?」
おきよ 「そんなはずは・・・」
邪 鬼 「おきよ・・・」(おきよの胸ぐらをつかみ、地面に投げつける)
おきよ 「お許しくだ・・・」(悪鬼に切り捨てられる)

悪鬼・邪鬼、正面を見据えてから奥へ去る

太鼓の音が鳴り響く
暗転 
舞台は村祭りの場面に変わる



《1幕2場》


太鼓や笛、鐘の音が鳴り響く
村の秋祭りのようである
舞台には老若男女が賑やかに行き来している
子供たちが登場 ブーメランをする子供・幸助がいる

信 太 「幸ちゃん、それなんだい?」
幸 助 「これかい? これはブーメランっていうんだ」
おゆき 「へぇー、名前はきいたことあるけど、初めて見た」
幸 助 「ずいぶん昔のおもちゃらしいんだけど、けっこう面白いよ」
あかね 「すごいねー」
良 三 「どこで手に入れたの?」
幸 助 「むこうにお祭りの出店が出てるんだ」
おゆき 「えっ、出店が?」
あかね 「ホント?」
幸 助 「うん、ホントだよ」
信 太 「ねぇ、行ってみようよ」
良 三 「うん、そうしよう!」
幸 助 「こっちだよ ついてきな!」

子供たち去る

梅吉が若い娘・おきみ、加代の後を追いかけている
どうやら酔っぱらっているようだ

梅 吉 「おねぇちゃん、どこに行くんだい?」
おきみ 「キャーッ!」
梅 吉 「おいちゃんと遊びに行かないかい?」
加 代 「いやらしい おきみちゃん行きましょう!」
おきみ 「うん」(二人去る)
梅 吉 「おーい! 待ってくれよー! もう、最近の若い娘は・・・」

梅吉がふと見ると娘・トメが背中を向けて立っている

梅 吉 「あらららら、こんなところに・・・」(娘に近づく)

娘はもじもじしている

梅 吉 「おねぇちゃん」

あいかわらず娘はもじもじしている

梅 吉 「聞こえてねぇのか? おねぇちゃんって・・・」
ト メ 「なーに?」

娘は振り返るが明らかに年配のオトコである

ト メ 「おいちゃん、遊びに連れてってくれるの?」
梅 吉 「ギャーッ! 化け物!」
ト メ 「えっ、化け物!? キャーッ!」(逃げ去る)
梅 吉 「ギャーッ!」

梅吉も反対方向に逃げようとするが、虎造たちと出くわす

虎 造 「おいおい梅吉さん、そんなに酔っぱらって大丈夫かい?」
幸 代 「そうだよ、また菊乃さんにどやされやしないかい?」
梅 吉 「菊乃? カカァのことか? 関係ない関係ない。けっ!」
お 染 「梅吉さん、今日は随分威勢がいいねー」
梅 吉 「あんなクソババアが怖くって、世の中が渡っていけますかっていうんだ!」
お 茂 「本当かねー?」
梅 吉 「あたぼうよー! 菊乃なんていうのはね、所詮は偉そうにしてるだけでね、
     あの態度のデカさが自分のお腹のデカさに比例してるってことをね、
     オレはねー、一度ガツーンって言ってやろうと・・・」(菊乃登場)
菊 乃 「あんたっ!」
梅 吉 「はいっ!」
菊 乃 「何だって?」
梅 吉 「えっ!?」
菊 乃 「もう一度言ってごらんなさい」
梅 吉 「ごめんちゃい」
菊 乃 「帰ろうかね」
梅 吉 「はい」

梅吉・菊乃、去る

虎 造 「ありゃ今晩とんでもないことになるなー」
幸 代 「梅吉さん、おとといの晩、裏の納屋で一晩過ごしたばかりなのに・・・」
お 茂 「先週の雨の日は軒下に吊るされてたよ」
虎 造 「軒下に!?」
幸 代 「菊乃さんもやるねー」

3人笑っている そこに時蔵が慌てて飛び込んでくる

時 蔵 「た、た、大変だぁ! 伍平が、ご、ご、伍平が!」
虎 造 「時蔵、どうしたんだ? 落ち着いて・・・」
時 蔵 「と、と、虎 た、た、大変だ えれぇことになっちまった」
幸 代 「時蔵さん、深呼吸、深呼吸」(時蔵に深呼吸させる)
虎 造 「で、どうしたんだ?」
時 蔵 「虎、落ち着いて聞いてくれ」
虎 造 「落ち着くのは、てめぇのほうだよ」
時 蔵 「伍平が殺された」
お 染 「伍平さんが!?」

人が集まってくる

虎 造 「何バカなこと言ってんだ 冗談も休み休み言え」
時 蔵 「冗談なんかじゃねぇ この目で見てきたんだよ」
幸 代 「まさか・・・」
時 蔵 「伍平だけじゃねぇ おとしさんや、おみつっちゃんも・・・」
お 染 「そんな・・・」
虎 造 「一家全員?」
時 蔵 「それに向こう岸のおきよさんまで・・・」
幸 代 「なんてこと・・・」

まわりでも口々に不安の声

虎 造 「誰が、誰がそんなひでぇことを?」
時 蔵 「なんでも鬼の形相をした化け物みたいなヤツらを二人見たヤツがいるんだ」
虎 造 「鬼なんて、そんな訳は・・・」
お 茂 「ひぇーっ、くわばらくわばら」
時 蔵 「いやぁ、ありゃ人のすることなんかじゃねぇ・・・」
幸 代 「えっ・・・」
時 蔵 「中にゃ、頭のてっぺんからバッサリと・・・」
お 染 「まさか・・・」(気を失う・まわりはざわめく)
お 茂 「お染さん!」
時 蔵 「大丈夫かい?」
幸 代 「しっかりして!」
虎 造 「大変なことになっちまったなぁ・・・」

暗転 



《1幕3場》


 声     今は昔、竹取の翁 (おきな) といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、
       よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造 (みやつこ) となむいひける。
       その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
       あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、
       いと美しうてゐたり。
       翁いふやう「われ朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬ。
       子となりたまふべき人なめり」 とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ。
       妻 (め) の女にあづけて養はす。うつくしきこと限りなし。
       いと幼ければ籠 (こ) に入れて養ふ。竹取の翁、竹を取るに、
       この子を見つけてのちに竹取るに、 節を隔ててよごとに金 (こがね) ある竹を
       見つくること重なりぬ。かくて翁やうやう豊かになりゆく。
       このちご、養ふほどに、すくすくと大きになりまさる。三月 (みつき) ばかりに
       なるほどに、 よきほどなる人になりぬれば、髪上げさせ、裳 (も) 着す。 
       帳(ちやう) の内よりもいださず、いつき養ふ。このちごのかたち、
       けうらなること世になく、屋 (や) の内は暗き所なく光にみちたり。
       翁ここちあしく、苦しき時も、この子を見れば、苦しきこともやみぬ。
       腹立たしきことも慰みけり。
       竹を取ること久しくなりぬ。勢ひ猛 (まう) の者になりにけり。



《1幕4場》


竹取の翁邸
かぐやが夜空を眺めている

き よ 「旦那様、帝様より献上品が届きました」
 翁  「おぉ、またかい・・・」
 媼  「帝様もお懲りになられずに、いつもいつも申し訳ないことです」
 翁  「あぁ、かぐやの気持ちも考えると・・・」
 媼  「そうでございますねぇ・・・」
 翁  「きよ、いつものように奥の間に」
き よ 「かしこまりました」

翁、かぐやを見つけ

 翁  「かぐやよ、どうしたのじゃ?」
かぐや 「おじいさま」
 翁  「天上界のことが恋しいのか?」
かぐや 「いいえ、おじいさま 私は天上界のことを思っているのではありません」
 媼  「それでは何故、毎夜毎夜、月を見上げては涙を流すのです?」
かぐや 「おばあさま、かぐやはおじいさまやおばあさまと、お別れするのが辛いのでございます」
 翁  「かぐや、それは私達とて同じこと、お前のことを我が子と思い、
     今日この時まで暮らしてきたのじゃ・・・」

回想シーン1
赤ちゃんかぐやを着替えさせながら
翁 1 「おぉ、なんとうい子じゃ」
媼 1 「まっこと、姫のようでございますねぇ」

回想シーン2
かぐや(幼児期)と食卓を囲んでいる
かぐや 「おばあさま、大変美味しゅうございます」
翁 2 「そうだろう そうだろう、ばあさまの料理はなんでも絶品だからのー」
媼 2 「ありがとうございます ほら、たーんとお食べ」
かぐや 「はい」

回想シーン3
かぐや(少女期)と散歩をしている
かぐや 「おじいさま、おばあさま、こっちこっち!」
 翁  「かぐや、待ちなさい」
 媼  「そんなに駆けてると、転びますよ」
かぐや 「平気平気! ほら、早く早く!」

 翁  「今日この時まで、お前のことを我が子と思い・・・ 
     その思いは今も、いやこの先も変ることはなかろうて」
 媼  「かぐやー」(泣く)
かぐや 「おばあさま、どうぞ、どうぞ泣かないで 
     かぐやは、かぐやはこれから先もずっとおじいさまとおばあさまと一緒に!」(泣く)
月の長 「かぐやよ、何を愚かなことを申しておる そなたには月に戻らねばならぬ宿命があるのじゃ」
 翁  「貴方様はどなたにございます?」
かぐや 「月の長でございます」
月の長 「翁よ、おぬし達の気持ちもわからんではない 
     しかし、おぬし達がかぐやと過ごした年月は、月の世ではほんのひと時の出来事とされておる
     それにかぐやは、もともと人の世の者ではない 月の都の者じゃ 
     翁よ初めに約束したはずじゃ 時が来ればかぐやは月に戻すと 
     分別のないことはまかり通らぬ」(去る)
 翁  「お待ちくださいーっ!」

めんたいワイド

めんたいワイド

こんばんわ。杉村です。

今日のめんたいワイドで、本日から公演がはじまる
『北島三郎特別公演』に出演する子役の特集が放送されました。
そうです、先日ブログにも書きましたが、 
テディさんの教え子である木山真一くんが取材されていたのです!

稽古の様子も撮影されており、テディさんが指導する様子も映っていましたね。
熱心に指導される様子が伝わってきました。
…私もほんの少し映ってました(^^ゞ

取材現場を間近に観る機会はあまりないので、
いい勉強になりました。

杉村周子