いよいよ明日17日大阪北浜月眠ギャラリーでの個展「畜骸曲舞団」最終日となります。 | マンタムのブログ

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この世にタダ一つしかないカタチを作ろうとしているのですが出来てしまえば異形なものになってしまうようです。 人の顔と名前が覚えられないという奇病に冒されています。一度会ったくらいでは覚えられないので名札推奨なのでございます。


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大阪で初めての個展になる「畜骸曲舞団」明日が最終日となります。

2年前に初めての個展2010年9月17日[金]~9月27日[月]田村秋彦・個展
「畜骸の中のサーカス」もしくは「錬金術師の憂鬱」(http://www.facebook.com/media/set/?set=a.101581776597020.2889.100002355935753&type=3 )をパラボリカ・ビスで開催してから個展と名のつくものはこれで3度目になります。

最初の個展以降兎に角作品を作り続け 作るという事を改めて考え続けなければならない日々を送っています。

元々は大阪で作るということをはじめて だが 色々あって東京に出ざるを得ない状況になり 東京で再度活動を始めたのですが それは大阪で映画等を撮り始めたときからそうだったのですが自分の名前を出す事等に何故か抵抗が有り結果映画の制作集団の名前も劇団の名前も当時の作品も活動履歴のようなものも自分の記憶の中にしか残っておりません。

残されていた作品も 立川で古道具屋店を始めた時に放火されてなにもかもを消失してしまったのでやはりなにも残っていないのです。

火事で当時持っていた物質的なほぼ全てのものをなくし その喪失感は今でも私の中にあるのですが 友人達の協力でどうにか新しい家と生活を手に入れたのです。

それからもう一度自身にまつわるあらゆることを再構築することになったのですがこれは相当にしんどいことでした。

だが その辺りからやはりどうしても止める事が出来なかったモノを作るということを再度はじめることになりそれから5年程試行錯誤しながらなんとなくだがそれなりのスタイルのようなものが見えて来て そこからあることをきっかけに 結果を出すということを初めて考えるようになり それが現在に繋がっているように感じます。

元々のあらゆる出発点であった大阪で個展を行う事は私にとって特別な意味を持つもので感慨深いものです。

当時 そして 東京で 一緒に活動していた仲間達で残っている人間はほんの一握りですし現在彼らと行動をともにすることはありません。

それでも彼らの事を思うたびにやはり言いようのない思いにとらわれるのです。


その個展も明日で終わります。



明日は一日在廊しその思いの中で過ごそうかと思っているのです。

マンタム展『畜骸曲舞団』
日程:2012年09月03日(月)~17日(月・祝)
時間:13時00分~20時00分
入場料:500円

企画:マンタム
共催:パラボリカ・ビス/夜想
会場音楽:松本じろ





http://getsumin-gallery.com/exhibition/2012/0821-243.php

◎月眠ギャラリー
〒540-0031 大阪市中央区北浜東5-3 植田ビル1F
tel:06-6944-9985/mobile:080-3826-0372(担当:北川)
e-mail:info@getsumin-gallery.com
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