西武ライオンズタイムマシーン(第435回):1981年 ジム・タイロン | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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(1981年西武ファンブックより)

すっかりライオンズの一員になった。
鋭いライナー性の当たりを左右へ打ち分ける技術は、さすが大リーガー。
3年目を迎え、すっかり日本の投手のボールに慣れた。
優勝を目指すバッティングをぜひとも披露してほしい。

 

【1981年のタイロン】
西武在籍:3年目(32歳)、背番号1
一軍成績:開幕前に南海へトレード移籍の為、西武での出場成績無し

 

開幕直前に名取和彦との交換トレードで南海ホークスに移籍。
南海では125試合に出場。
打撃では、打率.311、18本塁打の好成績を残すも、一方でリーグワーストの17併殺打を記録。
守備では、20補殺という強肩ぶりを見せるも、12失策を記録するなど投打ともに一長一短の成績であった。
翌1982年も南海でプレーするも同年限りで退団、帰国した。

 

【当時の記事写真とコメント】

ボスを胴上げするために球場狭しと暴れまくるよ

チビッ子ファンに聞くと、ライオンズで一番かっこいい選手はタイロンだという。
ピタッとしたユニフォームでダイヤモンドをかけ抜けての三塁打。
全速力で外野フライを追って地上すれすれでナイスキャッチ。
こんなシーンを何度も見せてくれるタイロンは、足が長いことも長いが、ユニフォームにはライオンズで1番気を使っている選手。
日本の選手と根本的に違うのは、体にピタッとくっつくようにつくらせること。
いわば大リーグのスタイル。
チビッ子ファンの心をとらえるかっこ良さにも秘密があるわけだ。
3年目を迎えたタイロンは「パ・リーグの投手のクセもわかったし、今年は開幕からガンガンいきたい」と威勢のいいアドバルーンを上げてくれた。
眼鏡をかけ普段会うと、学者かなと思えるようなタイロンだが、いざユニフォームを着るとがらりと変わる。
今年もライオンズ球場狭しとかけまくる『黒い稲妻』は大いに期待できそうだ。

 

ホームランを打ちレオ人形をもらってニッコリ

 

足には自信を持っているタイロン

果敢にホームに突っ込むプレーは野球の醍醐味でもある

判定は間一髪セーフ

 

ホーム寸前のランナーをアウトにする強肩

 

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