西武ライオンズタイムマシーン(第399回):1980年 野村克也 Part.3 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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1980年 野村克也 Part.2」からのつづきです。

 

【1980年の野村克也】
西武在籍:2年目(45歳)、背番号19
打撃成績:52試合、69打数15安打、打率.217、4本塁打、14打点、0盗塁

 

7月終了時点で野村は、打率.333の高数字をキープしていた。

しかし8月以降の成績は、8月=8打数0安打、9月=25打数3安打と全く打てなくなった。
そんな不振の状況で迎えた9月28日対阪急ダブルヘッダー第1試合、6-7と1点ビハインドで迎えた8回裏の一死満塁チャンスの場面でこの日先発出場していた野村に打席が回ってきた。
しかし、プロ入り後としては、初めて自身に代打を告げられベンチに退くことになった。
野村はこの日のうちに引退を決意した。

 

10月4日対ロッテ戦で9番・捕手として先発マスクをかぶった試合が現役最後の出場試合となった。

11月15日に正式に現役引退を表明し、翌日のファン感謝デーで引退セレモニーが行われた。

 

引退翌年の1981年はTBSと契約しテレビ・ラジオの野球解説者となった。

【野村克也の生涯成績】
プロ実勤:26年
打撃成績:3017試合、10472打数2901安打、打率.277、657本塁打、1988打点、117盗塁

 

【1980年当時の記事写真とコメント】

 

 

 

 

 

頭脳的なかけひきで投手陣を引っ張る古豪

「生涯一捕手」と自ら言うように、今シーズンも現役でがんばっている。
長い経験を生かして、投手の持っている力を十分に引き出すリードは頼りがいがある。
ゲームの流れを読み、打者の心理を考えて出すサインは、味わい深いものがある。
若手の捕手は大いに見習うべきだ。
バッティングも、ツボへくれば、まだ楽にスタンドへ持っていく力があるだけに、下位で気楽に打てるとなれば、本領発揮まちがいなし。
現役25年目を迎え、ベテラン健在である。

 

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