西武ライオンズタイムマシーン(第376回):1980年 春日昭之介 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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(1980年西武ファンブックより)

足の速さを買われて外野へコンバートされた。
小柄の彼が一生懸命ボールを追う姿は豆タンクのようだ。
ちょこんと当てて一塁へかけこむバッティングが身につけば、出塁率、打率ともあがり、常時一軍でプレーできる。

 

【1980年の春日昭之介】
西武在籍:2年目(27歳)、背番号40
成績:一軍出場無し

 

(イースタンリーグ成績)
打撃成績:54試合 81打数18安打、打率.222、0本塁打、4打点、9盗塁


前年プロ入り5年目にして一軍初出場、初安打も記録した春日だったが、1980年は一軍出場を果たせなかった。
イースタンリーグでは、課題であった打撃の弱さを見せ打率.222と低迷。
自慢の俊足を生かしてチーム2位タイの9盗塁を記録するも、新人・小沢が18盗塁を成功させており、アピールポイントとしては足りなかった。
また、シーズン前には持ち味の俊足を生かすため登録を「捕手」→「外野手」へ変更したが、イースタンリーグの試合では、二塁手31試合、遊撃手2試合と内野手としての出場がほとんどで、外野手としては5試合の出場のみだった。
結局、この年のオフに自由契約となり西武を退団。
その後ロッテに移籍し1983年に引退した。

 

【1980年当時の記事写真とコメント】

足で稼ぐ安打を多く打ち塁上をかきまわす選手に

常に全力でプレーをする張り切りボーイ。
豆タンクのように相手チームにぶつかっていく姿は好感が持てる。
足の速さと左打者の利点を生かして内野安打で塁上をにぎわしてもらいたい。

 

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