西武ライオンズタイムマシーン(第362回):1980年 森繁和 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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(1980年西武ファンブックより)

外角の低目にきめるスピードボールが身上。
昨シーズンは不運な面もあったが、実力からして2ケタの勝ち星はあげられる。
先発もいいが、ここ一番の抑えに登板することが多くなるだろう。
新しい変化球もマスターした。

 

【1980年の森繁和】
西武在籍:2年目(26歳)、背番号11
投手成績:40試合 10勝14敗 7セーブ、投球回156回2/3、自責点82、 防御率4.71(リーグ18位)

 

1980年は、先発ローテーションの一人として期待されシーズン開幕を迎えたが、4月は勝ち星なしの3連敗で終えた。
ようやく5月2日対日本ハムファイターズ前期4回戦(西武球場)で、9回を投げ2安打無失点でプロ入り初完封となるシーズン初勝利。
しかし、波に乗れずその後も不安定な投球が続いた為、先発としての信頼を完全に得ることはできず、リリーフでの登板が増えた。
先発とリリーフを兼務するフル回転での起用はシーズン終了までが続き、終わってみれば40試合に登板。
タフネス振りを発揮し10勝7セーブの成績を残した。
一方で14敗を喫し、前年(16敗)に続く2年連続の二桁敗戦数となってしまった。

 

【1980年当時の記事写真とコメント】

 

 

2ケタ勝利をめざし先発・救援の両輪を宣言
「勝ち星をあげられなかったのは、不運だったからではなく、自分の力が足りなかったからです。」ときっぱりと言い切り、今年にかける意欲はなみなみならぬものを感じさせた。
キャンプではストレートにみがきをかける一方、打者のタイミングをはずすパームボールを研究していた。
今シーズンの目標は、勝ち星を3倍にし、セーブポイントを2倍にすること。
実力は相手チームからも一目置かれているだけに、新しいボールをマスターすれば20勝も夢ではない。

 

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