読書の秋にオススメ!「根本陸夫伝~プロ野球のすべてを知っていた男~」 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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先日、1979年の根本陸夫氏についてブログに書きましたが、その根本氏に関連したオススメの書籍がありますのでこの機にご紹介させていただきます。



「根本陸夫伝~プロ野球のすべてを知っていた男~」
2016年に集英社から単行本として発売された書籍です。

この書籍の著者でもあるノンフィクション作家の高橋安幸氏が根本氏と関わりがあった人達へ取材を重ね、根本陸夫という人物について語られた数々の証言をまとめあげた一冊です。
西武ライオンズOBだけでも大田卓司、森繁和、石毛宏典、工藤公康、大久保博元ら複数名が証言者として登場。
さらには、王貞治に衣笠祥雄といったプロ野球界のOBの他にも経営者やアマ野球関係者、根本氏の妻や家族までと、証言者の幅も広く取材されています。

私は、2017年頃に本屋で見かけたのが、この本との最初の出会いでした。
「現役時代は実勤4年で輝かしい実績もない三流捕手。引退後は4球団で指揮を執りながら優勝はなく、Aクラス入りも一度だけの二流監督。それでもチーム作りには一流の腕前を見せ、低迷していたカープ、ライオンズ、ホークスに変革を起こし、それぞれの黄金時代へとつなげた男がいる。男の名は、根本陸夫。」
この書き出し部分だけを読んだだけで、その先も読みたくて仕方ありませんでした。
即購入しても良かったのですが、まずは市の図書館で借りることにして、いざ借りて読み始めたらやはり止まりませんでした。
あっという間に3日程度で読み終わりました。
一冊を短期間で一気読みした書物は私の人生においても本書含め数える程度です。
これまでに、私が読破したライオンズ関連の書物の中でも確実にベスト3に入ります。

ネタバレにもなるので、内容についてはこれ以上は触れませんが、「読書の秋」(←最近あまり聞かない言葉)でもありますので、興味を持った方はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は、昨年春に勤務先が異動になった際にその餞別として、文庫版をアルバイトスタッフからプレゼントしてもらいました。
意外なプレゼントでしたが、嬉しい贈り物でもありました。