【1996年の石井貴】
西武在籍:3年目(25歳)、背番号14
成績:35試合 3勝 6敗 4セーブ 防御率2.93
1996年は、3年目で一軍に定着して35試合に登板した。
チームの苦しい投手事情もあり、開幕からしばらくの間は先発と中継ぎを兼任していた。
先発してもなかなか勝ち星を得られなかったが、6月9日対近鉄戦で8回を2失点に抑えて先発4試合目で勝利投手となった。
その後も3試合に先発したが0勝2敗と結果を出せず、8月13日以降はすべて救援での登板となった。
9月2日対ロッテ24回戦(西武球場)で、9回表1死から3番手として救援登板し2/3回を無失点に抑えプロ入り初セーブをあげた。
9月に入りチームは13勝4敗と一気に上昇し、Aクラス入りの3位が目前となっていた。
10月3日終了時点で3位近鉄と4位西武のゲーム差は1.0差で、西武は2試合を残すのみだった。
その残り2試合の対戦相手が近鉄との直接対決で、西武が逆転でAクラス入りには2連勝するしか無かった。
そして迎えた10月4日、5日の近鉄2連戦で西武は4-1、5-2と連勝し、最後の最後に滑り込みで3位に入り、1982年から続いていたAクラスを死守した。
この近鉄2連戦で、いずれも石井貴がストッパーとして試合の最後を締め、2試合連続でセーブをあげた。
1996年タカラプロ野球カード
BBM1996年 No.206
※サインは、いずれも直接ご本人から書いて頂きました。