西武ライオンズタイムマシーン(第341回):1980年 山崎裕之 Part.1 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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(1980年西武ファンブックより)
昨シーズンは故障に泣いたが、今年は全試合出場が期待できそうだ。
山崎が内野にいるのといないのでは、センターラインの強さが違ってくる。
若手からの信頼感も厚く、常にチームのことを考えてプレーをしている。
右中間にライナーを打つ技術はまだ衰えていない。
打撃に守備にリードオフマンぶりを発揮する山崎はチームの選手会長。
ハッスルプレーを大いに期待しよう。

 

【1980年の山崎裕之】
西武在籍:2年目(34歳)、背番号2
打撃成績:128試合、477打数140安打、打率.294(リーグ16位)、25本塁打、77打点、6盗塁

 

1980年は、4月5日対日本ハムとの開幕戦に1番・二塁手として先発出場。
4月30日対ロッテ前期6回戦(宮城球場)で、3回表に先制点となる本塁打を放って王手をかけると9回表に安木祥二から左越決勝ソロ本塁打を放ち一気にプロ通算200号本塁打を達成した。

前半戦を打率.296、12本塁打、47打点の成績で折り返し、監督推薦でオールスター戦に出場。
山崎自身3年振り9回目の選出で西武移籍後は初出場となった。
全3試合とも7番・二塁手として先発起用されたものの計8打数ノーヒット、3三振と活躍できなかった。



カルビー1980年 No.181 オールスター戦シリーズ35


後半戦に入ると山崎が打撃でインパクトを残した試合もあった。
8月7日対近鉄後期7回戦(日生球場)では、7回表にまず無死で柳田豊から左越満塁本塁打、二死後に山口哲治から左越ソロ本塁打を放ち1イニング2本塁打を記録した。
9月26日対南海戦では24号本塁打を含む5打数5安打5打点と大暴れした。

最終的に1980年は128試合に出場。
打撃では、惜しくも打率3割に届かなかったが.294の数字を残し、24本塁打を放ってパワーのある面も見せた。
また、四球もリーグ最多となる78個記録しており選球眼の良さも兼ね備えていた。
守備では、二塁手部門でベストナインを受賞(山崎自身6年振り5回目、西武移籍後は初受賞)。
更に二塁手部門でダイヤモンドグラブ賞も受賞(山崎自身3年振り2回目、西武移籍後は初受賞)。
二塁手のレギュラーとして大きくチームに貢献したシーズンだった。

 

次回「1980年 山崎裕之 Part.2」へつづきます。

 

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