女流研鑽会 蛍火能 | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

平成二十年八月一日(金) 於:宝生能楽堂


独吟「玉之段」  柏山聡子


舞囃子「八島」  広島栄里子

 笛  八反田智子
 小鼓 森貴史
 大鼓 佃良太郎

 地謡 前田親子 後藤裕子 影山三池子 境野直美 鶴間真美子


仕舞「藤クセ」  境野直美
仕舞「鵜飼キリ」 鶴間真美子

 地謡 内田芳子 後藤裕子 柏山聡子


狂言「寝音曲」  山本則直 若松隆


能「羽衣」

 シテ 土屋周子
 ワキ 野口能弘

 笛  八反田智子
 小鼓 森貴史
 大鼓 佃良太郎
 太鼓 金春國直

 後見 高橋章 宝生和英

 地謡 倉本雅 前田親子 内田芳子 影山三池子
    柏山聡子 広島栄里子 境野直美 鶴間真美子


ちょっと楽しみにしていたこの蛍火能、「宝生会女流職分による自主公演会」ということで、演目も好きなものが多く、時間も午後6時半から8時まで、というとてもナイスな時間帯の公演。
見所は予想通りというか、予想に反してというか、正面席はぎっしりうまっており、脇正面・中正面はほどほどという状況でした。

今日の狂言もワタシの大好きな山本家♪また則直師がウマイです♪
ご一緒の若松隆師はどうやら新人のようでした。緊張&まだカタイ、です。

実は一番期待していたのが、最初の独吟「玉之段」です。ワタシの好きな先生で好きな「玉之段」なので期待満々でしたが、かなり緊張なさってました。………。残念…。すごく良かったんだけど…。


で、全体になんか堅かった(緊張してた)ような気がします。
羽衣のシテの方も、以前青雲会で「玉鬘」のシテをなさった時はなかなか良かったと思ったのですが、今日はちょっと堅くてちょっと荒めでした。残念…。


今回もそれなりに楽しんだのですが、やはり能楽600年の男性が築いてきた壁は厚いです。
特に、一番厚いのはやっぱり「謡」ですね。次回に期待です。
でも、来年から夜能が無くなるんだし、こういう催しが年2~3回に増えてくれたら嬉しいな、と思います。