「大阪満会2」まであと4日! スペシャルインタビューの第二弾をお届けしまぁす! | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

まり子です~っサル


今夜も多少の時差はございますが、ナントカ無事に第二弾をお届けできまする~。
(下の写真をクリックビックリマーク


第二弾のお話は、(生田流)箏曲「新娘道成寺」に関するイロイロでございます。

日本の芸能には「道成寺物」というジャンルがあって、能「道成寺」をベースに、庶民の娯楽の為?に、より面白くより華やかに、様々な作品が作られました。
大阪満会2の番組を彩る(生田流)箏曲「新娘道成寺」もそのひとつで、これも元々は長唄「京鹿子娘道成寺」がベースになっているのでアリマス。
(ちなみに、11月の東京満会8では長唄が番組に入るそうですヨ~ラブラブ!

で、時代が下って江戸時代も18世紀の半ばともなれば、お江戸はもはや田舎に非ず、流行の最先端をゆくバリバリの都会であります。
その都会で流行ったモノ(芸能)は京阪(上方かみがた)でも興行して大当たりになったり、またそれを上方風にアレンジしてそれが上方の粋(すい)なんや、ってことで独自の芸能として受け継がれ…。
そうして生まれたのが地歌(地=上方のこと)でありまして…。
伴奏する楽器が「箏」の琴であったから箏曲とも呼ばれております。

能「道成寺」では、シテが舞を見せるから鐘を見せてちょうだい、って能力(歌舞伎だと所化)に頼んでOKされてから、乱拍子→急之舞→鐘入り、となりますが、歌舞伎舞踊(長唄)ではこの部分を思いっきり強調して、一大レビューにしてしまうのです。
ほんじゃ地歌(箏曲)はと言えば、やっぱりこの一大レビューがベースです。
だって、より面白くより華やかに、ですもんね。

辰巳満次郎様ドキドキインタビューでは、まり子がベラベラとお喋りし過ぎで申し訳ない限りですが、お話がちょっと短めの2分半程でしたので、インタビューの後に生田流箏曲「新娘道成寺」のごく一部をオマケに付けてあります。

聴いてみてねヘッドフォン
一応、歌詞も以下に紹介します。
赤字部分が今回ご紹介したトコロ、全曲は当日タップリ楽しみましょうね~チョキ


鐘に恨みは数々ござる、初夜の鐘を撞く時は、諸行無常と響くなり、後夜の鐘を撞く時は、是生滅法と響くなり、晨鐘の響きには、生滅滅已、入相は、寂滅為楽と響けども、聞いて驚く人も無し、我も五障の雲晴れて、真如の月を眺め明かさん。

言はず語らぬ我が心、乱れし髪の乱るるも、つれないはただ移り気な、ああどうでも男は悪性な。

桜々と歌はれて、いうて袂の分け二つ、勤めさへただうかうかと、ああどうでも女子は悪性な、東育ちは、蓮葉なものぢゃえ。

恋の分け里数へ数へりゃ、武士も道具を、伏せ編笠で、張りと意気地の吉原。

花の都は歌で和らぐ、敷島原に、勤めする身は誰と伏見の墨染。

煩悩菩提の、撞木町より、難波四筋に、通ひ木辻の、禿立ちから、室の早咲き、それがほんのに色じゃ、ひいふうみいよう。

夜露雪の日、下の関路を共にこの身を、馴染み重ねて、仲は丸山、ただ丸かれと、思ひ初めたが 縁ぢゃえ。




あとね、「新娘道成寺」って「新」があるんだから旧があるのでは?と思った方、
スバラシイです!
「古道成寺」って曲もあるんです。
それについては過去に書いたコトがあるので、よろしかったらご参照ください。

http://ameblo.jp/manjirofanclub/entry-10846131220.html

では、長くなりましたがまた明日~、ドマ~ニ~、チャオ~キスマーク


能楽師 辰巳満次郎様ファンブログ-girls


 どっちのボタンもポチっと押して、辰巳満次郎様を応援しましょう~!

    読者登録してね