第7回「満次郎の会」東京公演まで、あと2日となりましたぁ!

本日お届けする辰巳満次郎様

辰巳満次郎様インタビュー第7弾(前篇)!
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上記をクリックして、とこわかブログにジャンプしてからお聴きいただけます。
おっと、気付かれましたね、第7弾(前篇)ということに!
そう、「烏帽子折」は、かつて辰巳満次郎様


スミマセン、辰巳満次郎様HPのプロフィール写真から借用しましたぁ~
そのせいか?インタビューでも辰巳満次郎様

でもこの満談がオモシロイんですよ~。
長いんだけどカットなんでできないわ!
ということで、前篇と後編とに分けてお届けすることにいたします。
だから、本日はまり子もひっちゃきになって、記事を2回アップいたしまする!
さてさて、マンカイセブンを味わい尽くす(←おおげさ)為には予習は欠かせません。
まり子、さっそく謡本をひらいてみましたが…、これが…、な、長い!
なんで長いのかというとね、謡よりも詞章(セリフ)が多いんですわ!
かなり、芝居に近い感じ?
それでね、この芝居(能)は、子方(牛若丸)を軸にして展開するのであります。
詳しいことはインタビューを聴いていただくとして、
まり子、烏帽子についてちょっと調べてみました。(←唐突!)
烏(カラス)+帽子と書く烏帽子…、黒塗りの帽子という意味だそうです。
カラスは黒い…、からですかねぇ。
成人男子の被りもので、最初は薄い絹製だったものが、平安末期頃には黒漆を塗った紙製になったんだそうです。
だったら、このお話の頃の烏帽子は黒漆の紙製ね。
それで、身分等によって形の違うものを被ったそうで、立烏帽子というロンドンの衛兵の帽子みたいな形のやつが一番格式が高いんだそうです。
しかし、その高い立烏帽子は動きにじゃま、ということで
上部三分の一くらい(これが三番ということか?)を折り曲げる
ことがあり、その形が風が吹いて(左右のどちらかに)折れ曲がったように見えることから、風折烏帽子と呼ぶそう、でござりまする。

この絵は左折りで、通常右折りは上皇、左折りは一般が用いることになっていて、『源平盛衰記』には、八幡太郎義家が左折の烏帽子を用いた為、源氏の大将は左折になったという記述があるそうです。
このことは、前シテの烏帽子屋のオヤジ(辰巳満次郎様ですね)が語りますから、当日、注意して聴きましょう!
するってぇと、上皇しか用いなかった右折りを採用した平家は、やっぱり驕っていたちゅうことになるんですかねぇ。
さて、烏帽子は成人男子が被るものなので、元服しないと被らない(被れない?)のでありますが、元服には後見となる烏帽子親が必要なのです。
しかし、牛若クンには頼める大人がおりません。
可哀想な牛若クン…は、必要に迫られ一人で元服しちゃおうとするのですが、そこにドラマがあり!
辰巳満次郎様


ハイ。
写真を拡大してよお~く見てください。
牛若クンに被せようとしている金色の烏帽子、折った様子が見えますね。
見所からだとよくは見えませんが、こうなってるんですね。
それにしても、子方の鶴田航己クンは面影がどこか今の猿之助サンに似てるぅ、
と思えるのは、まり子だけではないハズです…。
満会7のチケットは、03(3655)3241 にお問い合わせ下さい。
どうぞよろしく~


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