第2回「満次郎の会」が終わって、一週間、とちょっと…。
はぁ…。
まり子に「祭りのあと症候群」が襲いかかってきました。(←そんな病気ナイし~。)
毎日更新を目標にしてたのに、2日も空けちゃったし…。くすん。
(まる子がいなかったら3日だった…。)
憑きものは去ってしまったのか…。
ははは、元々は居なかったんだから、元に戻っただけですね。
気を取り直して、またボチボチと参りますわ。
(ちょっと盧生チックな心境)
さて、第2回めの「満次郎の会」が昼夜2回公演と決まったときから、まり子は(多分まる子も)当然、昼&夜両方行くと決めておりました。
だって昼夜同じ演目だといったって、ビデオじゃないんですよ、ライブですよ、ライブ!
ゼッタイに何かが違うんですよ。
ということで昼と夜、何が違うかを確認するのも楽しみのひとつ、なのであります。
まずは、辰巳満次郎様のご挨拶♪
ハイ。昼と夜とではご挨拶も微妙に違っていて、そして昼夜ともに、面白いんですよ~。
「え~実は、昼の部の方だけに素晴らしい特典がございます。」
えっ、ナニナニ?
まだ何かサプライズがあるのかな?とワクワク期待する、まり子!
「ナント!それは、夜の部もご覧になれる、ということなんです。」
ははは、ウケルっ~、って、もう、チケット持っとるわいっ!
でも、この満次郎様の一言で、夜の部のチケットをお買い上げなさった方、きっといらっしゃいますわね。
夜の部のご挨拶には…、モチロン、このフレーズはございません…。(^m^;)
続いては、解説の増田正造先生。
やはり昼と夜とでは少し解説のお話しを変えてらっしゃいました。
増田先生は杉本苑子さんの「能の女たち」の「海人」の部分を引用されましたが、それが昼夜違う箇所…♪
おお、これは期待していなかっただけに新鮮なオドロキ♪
「昼の部」のほうが、見所の年齢層が高めだったゆえか、引用箇所がちょっとオトナ・テイストでありましたか…。
昨年はちょっとしたアクシデントがあったせいで増田先生の解説を聞くことが出来なかった訳ですが、小淵沢での「マクベス」の解説を間近で聞いて以来、まり子は増田先生の解説が楽しみになりました。
なんと言っても、増田先生がこよなくお能を愛してることが、その解説からひしひしと伝わって来るんですよね~♪
そして増田先生は辰巳満次郎様との馴れ初め?を、昼も夜もご披露♪
それはね、ふふふ、なんと江口の里ならぬバリ島のエレファント・パークにて、ゾウに乗った満次郎様(とまだ小さかったご子息)にバッタリ…、だったとか…。
なんだか衝撃的でロマンティックな出会いではありませんか?
ちょっと嬉しいエピソードでした。
そして、狂言「清水」!
昼の部のシテの太郎冠者を演ずるのは、人間国宝の野村萬師。
夜の部のシテ太郎冠者を演じたのは、そのご次男の野村万蔵師。
そして昼&夜のシテを受け止めるアドの主人(頼うだお方)が野村扇丞師。
今まで何度も、野村萬師や野村万蔵師がシテを務められる狂言は観たことはあるけれど、お二方のシテを、それも同じ演目で昼&夜拝見することなんて、始めてでした!
(実際、もう二度とないかもしれません!)
両方とも素晴らしかったのはモチロンですが、圧倒的に野村萬師が素晴らしかった!
野村萬さんが積み重ねてきた人生の全てが舞台に現れるんだ、ってことを見せつけられた思いがしました。
一日に同じ演目を違うシテで2回観ることがなければ、こうもハッキリとは気付かなかったことであります。
そしてまり子の好きな野村扇丞師♪
昼夜の二人の異なる二人のシテを相手に、堂々たるアドの主人を演じきって、二つの「清水」を無事に納めました。ブラヴォ♪
長くなったので「海人」については次の記事にいたしましょう。
まり子
