辰巳満次郎様ブログに新記事がアップされましたね~


http://manjiro-nohgaku.com/blog/
それも、二ついっぺん


特にひとつめの「不休で普及」なんて、タイトルからして自らを
「不死身満次郎

なんだか、ターミネーターのテーマ音楽が聞こえてきそうじゃアリマセンカ?
ダダッダ・ダダダダ・ダン!
ダダッダ・ダダダダ・ダン!
ひゅ~ひゅ~、カッコええ~♪
ところで、まり子は金曜日の夜に、宝生能楽堂に普及能を観に行きました。
残念ながら満次郎様は金沢で「不休で普及」をなさっていらしたようで、
お姿拝見もかないませんでした~

普及能の演目は「巻絹」で、18時半から解説が始まり、19時からお能スタートでした。
解説は、金子直樹氏。
どこかで見た名前だな~、と思ったら、淡交社から出ている
「能楽鑑賞百一番」という本の著者でした。
能楽鑑賞百一番/金子 直樹

¥2,415
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見所は、正面席こそ埋まってましたが、脇正面・中正面はガラガラで
もったいないことです。
そして金子直樹氏の
「今日初めてお能を観るって方は挙手していただけますか?」という問いに対して
その時の見所の半分近くの人が挙手した、ように見えました。
意外に大勢いる~っ、とまり子、ちょっと嬉しい

お能は、地謡が力が入っていて、非常に良かったです

月並能でも五雲会でも、毎回こういう地謡が聞きたいな

シテも力強くて、装束は白の長絹でしたが、この日のシテの個性にはもうひとつの
「緋の大口に白い水衣」という、荒ぶる神が下りる熊野の巫女、という装束の方が
よりフィットしたと思います。
(「巻絹」の粗筋なんかはまた別の機会に…)
初めてお能を観に来て下さった方々は楽しんでくれたかな?
で、今回強く思ったことは、事務局がもっと何かできたのではないか
と言うことです。
予想してた以上に初めての方々がいらした、と言うことはチャンスがあれば
観てみたいという、潜在需要があるということ

コレをむざむざ今までの夜能みたいな扱いにしてたんじゃ、意味ないじゃないの!
満次郎様ブログに
「現代社会においては、能楽を始め、伝統芸能なるものは、
絶え間なく普及しなければ過去の遺産となってしまい
アーカイブのみとなりライヴで生き続けることはできません

とありました(魂の叫びだぁ~!)が、舞台に立つ人がいくら頑張ったって
それを支える裏方がしっかりしなかったらダメじゃん!
と思ってしまうのです。
例えば、解説の金子氏はNHKの葛西アナウンサーかと思われんばかりの
ソフトなわかりやすいお話をなさって、見所は聴き入ってました。
解説終了直後には、すぐお調べが始まって、皆がお能を観るぞモードに
なってるんだから、見所の照明を落として暗くし、舞台に集中させてあげる
工夫をするとかね、普及能ならするべきと思う。
さらに、終わってからどなたかが事務局の方に、イノベーション
(一週間前のワークショップ)にどれくらいの参加者があったか質問なさってましたか
即答で「わからない」でした。(がっかり~


そんなの、毎回チケットをもぎった半券を数えておけばわかるじゃん!
また、普及能なのにアンケートさえないし、毎回反省と改善がなかったら
普及能って名前だけのナニ?
他にも、ツッコミ(噛み付き)ドコロは沢山ありましたか、さらに改善をかさねて
より良い普及能にしていって欲しいものです

まり子はねちっこく、確認&楽しみの為、通いますよ~。
だってだって、満次郎様だけでなくって宝生のお能が
大好きなんですもの


ダダッダ・ダダダダ・ダン!
まり子 shall return!