ブラジル強いっすね。
ブラジル×コートジボワールは、やっとW杯だなと
思わせてくれる試合だった。
もっとも、スカパー解説陣も幾度も言っていたが、審判の
コントロールが上手く行かずにカカが報復行為で退場。
なんともまぁ、後味の悪い結末になってしまった。
今大会はやたらレッドカードが横行しているように思う。
ジャッジ基準も辛いものが目立つ。
はっきり言ってJリーグを見ているかのようだ。
世界の舞台でJ基準の笛を吹けば、こういうことになるのだ
というのがよくわかった。
そしてこういう辛い基準だと、本当に危険だったプレーを
見逃されたときの心理ギャップが激しくなるだろう。
「あれとって、あれとらないのかよ!」みたいな。
選手のフラストレーションが溜まって、逆にラフプレーも
多くなる。悪循環この上ない。
話がそれた。
今回は強豪と言われる国の苦戦が目立つ。
優勝候補筆頭と言われているスペインが初戦でコケたのも
驚いたが、まぁここはある程度修正してくるだろう。
問題はイングランドだったり、フランスだったり、イタリア
だったりといったあたり。
開催前から色々とスキャンダルのあった国々だが、今回
ダメなんじゃないかと言われてはいても、腐っても鯛となる
チームが出てくると思っていたのだが、ここまでなんとも
酷い状態が続いている。
決勝トーナメントに向けてコンディション調整をしているに
しても、あまりにお粗末な状態だ。
おかげでこれぞW杯!という試合が今のところ少ない。
逆にジャイアントキリングとまではいかなくても、強豪国に
対して弱小国が引き分けに持っていく試合が増え、
そういった意味での盛り上がりはしているが、そればかり
というのも最終的な盛り上がりには欠けそうだ。
フランスなんかは早くも敗退濃厚+内紛悪化で大変な
ことになっているが、最終戦は逆にこれで発憤して大勝
なんてことになる可能性も出てきた。
時すでに遅し、という感が非常に大きいのだが・・・。
イングランドはとにかくコンディションが最悪。
イングランド大好き解説、粕谷がぐぅの音も出ない状況
なのは見ていて「ざまーみろ」と思うが、イングランド自体は
嫌いじゃないので残念。
(アーセナル早く負けねーかなとか解説で言いやがった
時から粕谷は嫌い。まぁサッカー感も真逆だし。)
イタリアは故障者が多いのが可愛そうだけど、まぁそれ
差し引いても見所の少ないチームであることは確か。
やっぱイタリアはガチガチの労働者と絶対的なファンタ
ジスタで構成されてこそなのだろうか。
どうにも非力感が否めない。どのポジション見ても、
違いの作り出せる選手があまり見いだせない感じがする。
とりあえずピルロが入ったところを見たいな。
決勝トーナメントに入れば、改善されるチームも出てくるの
だろうが、本当にそうなるかな・・・という不安も拭えない
のが悲しいところ。
強豪国の逆襲に期待。