MRIの翌日、16日の水曜。
月曜日の診察で、先生に「次は出来ればご主人も一緒に来てください」と言われていたので、この日は旦那と一緒に朝一番で病院へ。
一応入院準備もしたので、荷物が多い。。。
気分は重い。。。
道中、コンビニで朝ご飯にサンドイッチと飲み物を買って、モソモソと食べながら車で20分弱で病院到着。
いよいよか...
どんよりした気持ちのまま、まずは採血。
結構待っている人がいたので、のんびり待とうと思ったら15分位で順番がきた。
採血も今月4回目。
もう慣れたもん(笑)
でも、この日の担当の方はちょっと雑だった

採血が終わり、産婦人科にて受付。
いつも血液検査の結果が上がってくるまで1時間以上かかるから、しばらく暇だよと旦那に言っていたら、速攻自分の番号が表示される。
この時点で、すでにいつもと違う。
MRIで何か分かったのかな~と予想しつつ、旦那と一緒に診察室へ。
診察室に入ると、いつもの女性の先生が、今日初めて来た旦那の為にこれまでの経過を最初から丁寧に説明してくれました。
家で私も全部話してはいたけど、やっぱりお医者さんから直接説明受けるとまた違いますよね。
で、これまでの私のHcgの上がり下がりは結局謎だそうです(笑)
先生も他の先生に色々聞いてみてくれたりしたそうなのですが、あまり聞いたことない現象だったらしく、説明がつかないままでした。
先程の血液検査の結果も予測不能。
が、前日のMRIで、はっきり確信は出来ないものの、やはり右の卵巣辺りに何か見えるとのこと。
私たちも見せてもらいましたが、確かに左より右の方がぼんやり白くなっているようなかんじ。
で、子宮外妊娠であることは間違いないだろうとの診断でした。
事前にMRIでもはっきり分からない可能性があるとは言われていたのですが、この日も確信は出来ないそうです。
これ以上は、実際に手術をして目で見てみないとはっきりしないと言われました。
説明を聞きながら、先生も大変だなぁとぼんやり思いました。
はっきりと確信が持てないまま、重大な判断をしないといけない。
患者である私にとっても、卵管片方持っていかれるという、とんでもなく大きな決断になりますが、それを決める医者側の責任の重さを感じていました。
こういう考えが及んだのは、図書館で「神様のカルテ」を借りて読んでいる最中だったからだと思います。
月曜日からの流れで、手術の確率が高いとは思っていたので、手術と言われても割と落ち着いていました。
旦那が一緒にいたのも大きいと思います。
しかし、何となく明日かなと予想してた手術日を、先生が「今日にでも」と言ったのには旦那ともども心底驚きました。
一旦手術と決まれば、早い方がいいとのこと。
子宮外妊娠で怖いのはのんびりしている間に卵管破裂で大出血を起こしてしまう事だそうで。
そうなると腹腔鏡ではなく開腹手術になるし、輸血が必要になるかもしれない、ひいては命に関わってくる、と言われました。
今の状況であれば、腹腔鏡手術で身体への負担が少なくて済む。
勿論事前に他の手術の予定も入っているので、そちらの先生と状況確認しないといけないけれど、出来るなら今日、遅くとも明日には手術しますと言われました。
いきなり今日と言われてしばらく茫然としましたが、話を聞いている内に、どうせやらないといけないなら早い方がいいかなと頭が切り替わってきました。
手術となると、どうしても卵管は切除の可能性が高いそうで(温存しても次回妊娠時に再び子宮外妊娠になる確率が高くなる)、旦那が切除した後でも妊娠出来るのかを聞いていました。
勿論片方残っていれば可能なのですが、それが一番気になるよねぇと内心思ってました。
私は、2年前に繋留流産で手術した時、静脈麻酔だったのが効ききらず、手術中に意識を取り戻してしまった恐怖を先生に話しました。
しかし今回は静脈麻酔ではなく、喉に管を入れて人工呼吸機も使うもっと深い麻酔だから大丈夫だとの返答。
喉に管とのことで、私は「それってオエッとなりますか?」と聞きたかったのですが、なんだか的外れな気がして聞けずに終わりました。。。
とにかく、今日手術が可能かどうか確認しつつ、血液検査の結果を最終判断にするということでまとまり、一旦診察室を後にしました。
急過ぎる展開でしたが、とりあえず実家の母に連絡。
母も今日手術になりそうということに一番驚いていました。
事前に手術になるなら父も一緒にこちらに来ると言っていたのですが、流石に今日だと間に合いません。
父は仕事中だったのですが、とりあえず連絡してみるという事で電話を終え、代わりに旦那が席を立って電話しに行き、その間に入院手続きやらの書類を記入する私。
そうこうしている内に戻ってきた旦那を見てぎょっとしました。
目が真っ赤だったのです。。。
旦那曰わく、「ちょっと泣きそうだったけど我慢して目こすった」そうで。
後でトイレで鏡を見たらしく、「めっちゃ泣いたみたいになっとる!」と恥ずかしそうにしてました(笑)
前日まで家でビービー泣いていた当の本人である私はというと、開き直ったのかまだ実感がないのか、妙に落ち着いてました。
もう逃げられないなーという気持ちと、何より麻酔はオエッとなるのかを心配していました。
......我ながら固執するのはそこなのかという。。。
待合いの椅子に座って、お互いの職場にも連絡しないとなーなど話していると、再び私の受付番号が表示されたので、診察室へ。
血液検査の結果を見せながら、先生が笑い出したので何事かと見てみると、
Hcg2500下がっとるがな(;゚д゚)月曜日には3600ちょいでした。
2200
1600
3600
2500
謎の上がり下がり。
どうなるのかと先生に聞くと、なんと前言撤回。
つまり、手術回避。
もう、訳がわからん(笑)
先生も全く理由が分からないそうで困惑しておられました(笑)
が、数値の上がり下がりの謎は置いといて、ここまでの流れでの判断。
・子宮外妊娠ではある。
・が、子宮外妊娠でも自然流産の最中かもしれない。
・数値が2日で1000下がっているので、一旦様子を見る余裕が生まれた(すぐに卵管破裂などの可能性は低い)
・かといって、このまま数値が横這いのままでも良くないので、来週月曜日にもう一度血液検査をして、数値が上がるなら手術、下がるなら経過観察、横這いなら抗がん剤投与で流産促進へ切り替える。
本当に、先生振り回してすみません。。。
先生は笑いながら「こちらも勉強になります」と言っていましたが、お医者さんにそんなこと言われるのは初めてですよ(笑)
自分の身体がどうなってるのか分からない(笑)
というか、暴れん坊だな今回の我が子(笑)
なんだか、流産でスルーされそうになってお腹の中で「ここに居ます!まだ居ますけど!?」って主張しているような感じがします。
で、「あ、気付いてもらえました?じゃ、そういうことで、また」と、一旦サヨナラしてる最中なのかも。
そう考えると笑えてきます(笑)
最後に一応内診をして、出血量など変わりないか確認して、診察終了。
Hcgの数値の上がり下がりの理由は分からないものの、少なくとも卵管にいる赤ちゃんは育ってはいないだろうとのことでした(育っているならHcg10000越えててもおかしくない週数だそうです。)
なので、これから極端に数値が上がるとは考えにくく、即ち手術の可能性は下がったと思われるとの事。
まぁ、ここまで意味不明なので再びのどんでん返しがある可能性もなくはないですが。。。
結局、入院にもならず帰宅しました。
母にも手術回避の連絡をすると、「その病院は大丈夫なのか」と疑われました。
まぁ、こんだけ診断覆ったら疑ってしまう気持ちも分かります。
私はこれまでの流れを詳しく説明して、難しい判断をしないといけない中慎重にみてもらっていると話しました。
さっさと結論づけたいなら、さくっと手術に踏み切った方が早いのです。
手術すれば目ではっきり確認出来る訳なので。
ただ、今後妊娠を希望している事、手術をすると卵管を一つ失う事を考慮すると、なかなかあっさり手術したいとは思えません。
手術しなくていいならその方がいいのです。
近くにいない分、両親には余計に心配をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私にもどうしようもありません。。。
なんだか狐につままれたような、フワフワと地に足がつかないような気持ちです。
野球で例えるなら、8回裏まで5-0で勝っていたのに9回表でまさかの5-9に逆転。
しかし9回裏2死から同点満塁ホームランで延長戦突入といった所でしょうか。
野球だとクソゲームですね(笑)
とりあえず、すんでのところで手術は回避になりました。
月曜日までこのまま様子見です。
今の所、少し出血量が増えましたが腹痛はなく、やはり自然流産なのかなという気がしています。
大出血と腹痛に怯えつつ、大人しく月曜日を待ちます。
この記事が子宮外妊娠で検索された方に引っかるかもしれませんが、多分参考にはならないでしょうね(笑)
すみません(´д`)
まぁ、こんな事もあるのだということで。。。