【重版出来!】最終巻SP 

 

【重版出来!】と出会った

きっかけとドラマのお話

【重版出来!】最終巻によせて① 

 

 

物語のあらすじのご紹介

【重版出来!】最終巻によせて② 

 

 

漫画を支える人たちや

漫画が販売されるまでの行程など

【重版出来!】最終巻によせて③

 

 

心に刺さったセリフ場面

【重版出来!】最終巻によせて④

 

 

心に刺さったエピソードです。

【重版出来!】最終巻によせて⑤

 

 

の今回は漫画を支える人たちや

漫画が販売されるまでの行程などなど

業界ウラ話的な部分のご紹介です。

 

 

 

 

  担当の仕事

この作品のメイン舞台は編集部です

主人公が「漫画担当の編集者」なので

その目線が一番多くなります。

 

編集者は、漫画家の

マネージャーみたいなものです

 

差し入れしたり

アドバイスしたり

漫画に影響するならば

プライベートまで時には

相談に乗る

 

ここまで担当が大きく

漫画制作にかかわって居るとは

思っていませんでした。

 

 

自由に書きたいから

アマチュアで居たいという

漫画家さんもいますよね

 

漫画に限らず

音楽や小説や

 

今はネットでユーザーに

直接届けれるので

プロになることにこだわらないなら

自由に表現できる方を

選ぶのも手

 

しかし、プロになるなら

売らねばならない

 

本当に作品を創るのが

好きな人にとって

悩ましいとこですよね

 

 

 

上記は担当さんによって

辛い状況に追い込まれた新人漫画家の

エピソードから(19話)

 

※嘔吐部分ぼかさせて頂きました。

 

 

でも、こんなお話も・・・

 

大御所漫画家さんが

壁にぶつかり

 

SNSで"オワコン"などと

叩かれてるのを目にした

大御所先生は

自分はもう今の時代には不要なのだ

と、筆を折ろうとします。

 

 

しかし、心が問題点に気づき

アドバイスして解決し

この大御所漫画家さんの

気持ちが一転します

 

 

これは嬉しいだろうなぁ・・・

 

ここは、ホロっときましたぐすん

 

 

プロの漫画家

プロを目指す人にとって

どんな人が担当につくか?は

漫画家生命そのものすら変えるのだと

痛感させられます

 

 

 

 

  製版所

 

漫画家さんから預かった原稿は

製版所に運ばれます

 

手袋を履くだけなのに

大きなコマにしてるのは

「原稿を大切に扱う」という

思いが現れていますねラブラブ下差し

 

今ならデータで送るのが多いかも

製版所の仕事も減って居そうですね

 

 

 

 

 

  フォント

 

※それぞれに正式な

フォント名があるはずですが

そこまでは知識がなく

「明朝ぽい」「ゴシックぽい」

書いてます。すみませんあせる

 

 

漫画によっても出版社によっても

あらゆる場面でフォントが違うって

知ってました?

 

たとえば、擬音や

おびえた声だったりと言う場面で

フォントを変えるのは気づいてましたが

 

 

こういうのね?下矢印

 

普通のセリフのフォントは

同じかと思っていました。

 

というか、考えたことも無かった

ってのが正解かな?

 

 

 

例えば上記【進撃の巨人】から。

上の3コマは明朝体っぽいフォントだけど

下の大コマはゴシックぽいフォント

 

勿論ちゃんと見たらすぐわかるのですが

これを最初に読んだときの私は

ただ、大きく太い文字だとしか

認識していなかったと思います

 

 

明朝っぽいフォントでも

このように違うんです!下差し

 

 

 

漫画家でも小説家でも

フォントにとことんこだわる

作家さんもいるとのこと

 

目からうろこでした!

 

 

既存のフォントでは

満足がいかない時

フォントをオーダーで作る方も

居るそうです。

 

 

 

 

この女将さんの言葉が

とても素敵だと思いました。

 

目立たないところにこそ

「確かな仕事」があるのだろうな。

 

 

 

 

  校閲

 

校閲とは、誤字・脱字など文章表記の

確認や修正を行うだけではなく

書かれている内容まで確認し

記述内容が正しいかどうか、

差別表現など不適切な表現

使われていないかなど

緻密なチェックを行う仕事です。

 

※誤字脱字、文章表記だけを

チェックするのは"校正"と言います。

 

 

これも、目からうろこでした!

 

"オシリから読む"

 

確かに、人間の眼は知らず知らずに

見えないものも

補ってしまうんですよね

 

 

例えば下の文を読んでみてください

 

 

少し読んだら、あれ?って

気づいたかと思います

 

実は結構でたらめな文章です。

 

なのに読めてしまう。

 

だから、普通に読んだら

間違いに気づきづらいんですね。

 

 

 

 

  映像化

 

漫画をアニメ化や映画化するお話。

 

他の会社、関係者が絡むと

色んな問題が出てくるのは

皆さんご存じの事と思います

 

役者のネームバリューのために

原作から遠くなる脚本に変更するのか?

 

有名な役者をあきらめるか?

 

 

 

色々もめた末に脚本は

変えない方向になりました

 

役者は・・・?

 

そこは本編をお読みくださいませてへぺろ

 

 

 

この作品内で選んだ選択が

正解と言うわけではない

 

いろんなケースがあるでしょうね

 

大好きな漫画が映像化された時

がっかりした経験をした方も

たくさん居ると思います

 

その裏にはどんな人間模様が

あったんでしょうね・・・?

 

 

 

 

 

  コミックスの売り方

 

 

これも目からうろこ!

 

もう、私の眼、うろこだらけやん!

 

つーか、どんだけ

うろこ詰まってたの!

 

"うろこ"だよ?

 

「う○こ詰まってた」って言ったら

全く違う感じになっちゃうからね!驚き

 

なんていう話は置いといて!笑い泣き

 

 

表紙のデザインは単純に

その作品らしく

かっこいいイラストを

漫画家が描いてるだけかと

思っていました

 

もちろん、全巻雰囲気を揃えて居たり

毎回違うキャラだったりなどの工夫が

あるのは気づいていましたが

 

 

 

同時に発売されるコミックスが

暗色が多いから

白にしたら目立つ!

 

そっか!

そういうことも考えられてるんだ!

 

って思いました

 

 

とはいえ

他社のコミックスなので

予想が外れてしまう

こともありそうですね

 

 

例えば【呪術廻戦】

 

いつも暗色だよね?

 

って思ったら…

 

 

 

最新巻コレだし!笑

 

 

 

あと編集部=出版社では無い。

 

出版社の中にたくさん編集部があり

それぞれの編集部が推したい漫画がある

 

なので、編集や営業がプレゼンをして

最終的に出版社が発行部数を決める

 

 

 

編集部がどれだけ

たくさん発行したい!

この漫画は売れる!と思っても

出版社が、たくさん発行して

くれるとは限らないんですね。

 

 

 

 

  売れるのじゃなく、売る!

 

「漫画が面白いから売れた」

思ってる人が多いと思う

 

私もそうでした。

 

勿論面白くないと売れないのは確か。

 

けど、面白いのにあまり売れてない

漫画があったりしますよね

 

売れるのには

漫画の面白さ以外に

 

タイミングだったり

出版社の力の入れ具合だったり…

 

色んな要素と

 

たくさんの人が関わり売ってます

 

 

 

こちらは、書店事情下矢印

 

 

書店は「売上」が大事だから

売れる漫画を平積みする

 

コーナーも大きく取る

 

だから有名な作品と

発売日が被った漫画は不利になったり

と言う事情もある

 

 

また、そんな書店に

売りたい漫画を多く置いてもらったり

コーナーを作ってもらったり

少しでも大きく場所を取ってほしい

お願いしたり

 

それは、営業さんがしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご紹介したのは

これでも、ほんの一部

 

まだまだ、たくさんの

行程があったり

たくさんの人が関わっています。

 

たくさんの漫画を取り巻く

物語があります。

 

本当にたくさんの人の手を経て

私たちの手元に届いてる

ことがわかります。

 

 

そして、

それぞれの方に生活があり

家庭があり、ドラマがある

 

 

ここでは、漫画に関わる工程の

ほんの一部を切り取りましたが

 

それぞれの方の人間ドラマを含む

1つの漫画が世に出るまでのドラマ

プライベートも含み

一喜一憂したり

泣き笑いする物語

 

【重版出来!】

 

是非、読んでみてください!

 

 

 

 

 

 

※画像は

<小学館「重版出来!」松田奈緒子>

<講談社「進撃の巨人」諌山創>より