ねばねば鼻水の仕組みは、主に以下の2つです。
粘液の分泌
炎症による鼻粘膜の変化
粘液の分泌
鼻水は、鼻腔内にある粘膜から分泌される粘液が主な成分です。粘液は、主にムチンというタンパク質で構成されており、水分やタンパク質、脂質、ミネラルなどを含んでいます。粘液は、鼻腔内に侵入した異物や細菌を絡めとって排出する働きがあります。
炎症による鼻粘膜の変化
風邪やアレルギー性鼻炎などの炎症が起こると、鼻粘膜が腫れて血管が拡張します。その結果、粘膜から分泌される粘液の量が増え、粘り気が強くなります。
ねばねば鼻水が出る理由は、主に以下の2つです。
細菌やウイルスの感染
アレルギー反応
細菌やウイルスの感染
風邪やインフルエンザなどのウイルス感染や、肺炎などの細菌感染によって、鼻腔内に細菌やウイルスが侵入すると、炎症が起こり、粘り気の強い鼻水が出ます。
アレルギー反応
ホコリやダニ、花粉などのアレルゲンが鼻に侵入すると、アレルギー反応が起こり、炎症が起こります。その結果、粘り気の強い鼻水が出ます。
ねばねば鼻水は、以下のような症状を伴うこともあります。
鼻づまり
頭痛
倦怠感
発熱
ねばねば鼻水が続く場合は、風邪やアレルギー性鼻炎などの病気が原因である可能性が高いため、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
ねばねば鼻水を予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
手洗い・うがいをこまめに行う
マスクを着用する
空気清浄機を使用する
花粉症の人は、花粉の飛散量が多い日に外出を控える
また、ねばねば鼻水を早く治すためには、以下のような方法があります。
十分な休息を取る
水分をこまめに摂る
鼻をかむときは、優しく行う
市販の鼻水止め薬や点鼻薬を使用する
ただし、市販の鼻水止め薬や点鼻薬は、長期間使用すると副作用が出る可能性があるため、注意が必要です。