こんにちは!発達障害・脳性麻痺児の多動・筋緊張改善タッチセラピーの鶴田里美です!
【障害児育児】10年6ヶ月の障害児育児の「感情の部分」「乗り越え方」をご紹介していきます。
緊急帝王切開手術が終わった後、しばらく手術室のベッドの上で安静にしていました。
(別の場所へ運ばれた記憶がないので多分・・)
ベッドの上で、恐らく無になっていたと思います。
何も考えられず、ただ、目をつぶっているだけでした。
看護師さんが2人くらいで、ドクターから何かを数えて置いてと言われ、
「1・2・3・4・5・・・・」
と一生懸命数えている声を聞いていました。
「何を数えているんだろう・・私の何か・・かな?胎盤がどうのこうの言ってるな・・」
そんな風に思っていました。
後日の診察で、どうしてこうなったかの経緯について、
「へその緒が普通は何巻きかなんだけど、あなたのは電話のコードのように、何十巻きにもなっていたんだよね。
これ、「臍帯過捻転」っていうんだけど、多分、それが原因で、赤ちゃん苦しくなったんじゃないかな?
僕も何十年ってこの仕事をしているけど、これで2件目だよ。」
非常に珍しいケースだったようです。
今でこそ、医療が進み、エコー検査で見つかることがほとんどだそうですが、私が出産した当時は、分からない事でした。
主人は、大急ぎで駆けつけてくれて、なんとか、生まれたばかりの娘に会うことができたようです。
数ヶ月後にようやく見る事ができた姉が撮影したビデオには、手術室前の廊下のソファで主人が泣いている様子が映っていました。
私は、主人が泣いている姿をその時、初めて見ました。
(続く)
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