こんばんは
サンパウロは、くもりのち雨
26度でした。
今日は涼しかったです。
さて、リマ旅行の続きです。
ワカ・プクヤーナ遺跡の後、ラルコ博物館へ行きました。
ラルコ博物館は、考古学者ラファエル・ラルコホイレのコレクションを展示していて、主にペルー北部海岸地区に栄えたモチェ(紀元前後〜紀元後800年)を中心に、アンデス文明に関する貴重なコレクションがあります。
個人の大邸宅に博物館はあり、とてもきれいなお庭もあります。
◎博物館紹介コーナー
◯パコパンパのネコ科動物
ペルー北部の山々(紀元前13世紀〜紀元後1世紀)
アンデスでは、ジャガーなどのネコ科動物が、地上世界の権力の象徴でした。
◯釘型の石造神頭像
ペルー北部の山々(紀元前1250〜紀元前後)
◯創設者のラファエル・ラルコホイレ
◎古代アンデスの文化
展示品は、日用品ではなく、儀式で使う儀礼用品、お墓に入れられた副葬品、芸術作品などです。
金属製の冠、大きな耳飾り、首飾りを付けています。
◯土器作りの技術
ペルー北海岸、地方発展期(紀元前1世紀〜紀元後8世紀)
土器作りに使われた土、彩色や絵付け用の色素として使われた鉱物、成形および装飾に使われた動物の骨など。
◯ワリ文化・北部海岸地方
ペルー北海岸、ワリ期・地方王国期(紀元後8世紀〜13世紀)
黒色で縁取りされた幾何学模様が特徴で、人間や宗教的なモチーフを表現しています。
◯ナスカ文化A
ペルー南海岸、地方発展期(紀元前1世紀〜紀元後8世紀)
土器全体が彩色されている。
擬人化されたネコ科動物の神やネコ科動物、鳥、蛇が融合した神の姿が多く描かれています。
◎古代アンデスの織物
こちらにも、織物展示があります。
古代アンデスでは、織物は金や銀と同等の価値を持っていました。
◯ナスカ・ワリの旗
ペルー南海岸、ワリ期・地方王国期(紀元後8世紀〜13世紀)
平織の綿に鳥の羽を縫い付けています。黄金色は太陽、トルコ色は海のシンボルです。
◯ナスカ・ワリ(ワリ文化影響下のナスカ)
ペルー南海岸、ワリ期・地方王国期(紀元後8世紀〜13世紀)
平織の染めた生地を縫い合わせています。
階段は世界間のつながりの象徴であり、螺旋は再生の象徴で、それらを組み合わせています。
◯パラカスのドラゴンのマント
ペルー南海岸、形成期(紀元前13世紀半〜紀元後1世紀)
死者は聖なる織物に包まれました。祖先の体を、地下世界に戻っていく種に仕立てました。
◯チンチャ文化のマント
ペルー南海岸、インカ帝国期(紀元後13世紀〜16世紀前半)
素材はビクーニャの毛。幾何学文様化した鳥が様々な方角を向いて表現されています。
◎習合
スペイン征服後、アンデス先住民の宗教・思想とヨーロッパ由来のキリスト教が融合しました。このプロセスを習合と言います。
◯「アプ」又は聖なる山
ペルー北海岸、モチェ文化、地方発展期(紀元後1世紀〜紀元後8世紀)
セラミック
アンデスにおいてアプは、水源の象徴。
◯鳥の戦士
ペルー北海岸、モチェ文化、地方発展期(紀元後1世紀〜紀元後8世紀)
セラミック
翼を持ち武装した神々は、アンデスの宗教において古代から存在していました。
◯聖母カンデラリア
クスコ派(17世紀)
聖母はアンデスのパチャマ神と捉えて描かれています。
◯火縄銃の天使
クスコ派(18世紀)
火縄銃の銃声を聞いた先住民達は、金属の軍装を身に付けたスペイン人らを、天から降りてきた神と考えました。
◯カパック・クナ・インカ或いはインカ系譜図
クスコ派(18世紀)
スペイン王国は絶対的な権力を示すため、インカ帝国のアタワルパの後継者として、スペイン王カルロス1世を描きました。
長くなるので、続きます。
こちらで、オンライン展示を見ることができます。
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