こんばんは
サンパウロのお天気は、くもり一時大雨
33度でした。
さて、アマゾン旅行の続きです。
3日目の午後は、カボクロ(インディオと白人の混血)のお宅を訪問しました。
ブラジル人家族は、別のアクティビティだったので、私たちとガイドだけでした。
丁度、マンジョカの粉(farinha de mandioca )を大きな窯で煎っている所でした。
こちらが、マンジョカ芋
これは毒があり、主に粉として使う物です。
細長いマンジョカ芋もありますが、そちらは毒がなく、茹でたり、揚げたりして食べます。
同じマンジョカ芋から取れますが、こちらは白いです。主にタピオカとして使います。
次男は、ひたすらアリの写真を撮っていました。
大きなアリがいて、食用に食べるのだそう。食べてみる?と言われたけど、それは無理でした。
レモングラスの匂いがしました。
こし器でこした澱粉を、先程の窯で焼きます。
ブラジリアンナッツを混ぜた物と澱粉だけの物を焼いてくれました。
味付けは、塩だけです。
ここで、同じマンジョカ芋なのに、どうして黄色と白い粉があるのか?、毒抜きはどうしているのか?という疑問が湧いてきました。
この後、全行程を説明してくれました。
まず、マンジョカ芋の皮を手作りピーラーで剥きます。
そして、すります。
昔は、こんな道具を使っていましたが、今は文明化され、機械ですります。早いです。
すり終わった物がこちら。
それを布で搾ります。
液体と搾りかすに分かれました。
液体は、しばらくすると、先程の白い澱粉と水分に分離します。
マンジョカ芋1個では、こんな少ししか澱粉は取れません。
水分はtucupiと言い、毒がありますが、火を通すと毒はなくなるので、この水分はスープや料理に使います。
そして、搾りかすは細長いこし器に入れて水分を搾ります。水分だけ捨てられ、黄色いマンジョカの粉が残ります。
実際に見て、とてもよくわかりました。
最後に、できたてのタピオカとコーヒーをいただきました。
コーヒーも栽培していて、自家製です。
マンジョカ芋から作ったばかりの、本当に新鮮なタピオカ。モチモチして、塩味だけのシンプルなタピオカ。本当においしかったです
おかわりしました。
ホテルと契約しているカボクロ。
手作りの民芸品を作って売っています。
私はネックレスを、次男は鍋敷と木ベラを買いました。
この日は、運良くマンジョカの粉を作っている所を見られましたが、毎日作るわけではないそうです。
その後、ワニや鳥などを観察しながら時間を潰し、日の入りを見てから帰りました。