昨日未明、Rio Grande do Sul州のSanta Maria市のboate(ナイトクラブ)Kissでincêndio(火災)があり、233人が死亡、115人が負傷しました。負傷者の多くは重体で、州都のPort Aregreに搬送された方もいます。
この50年のうちで、ブラジルの火災による死亡事故としては最大の惨事です。
被害者のほとんどがSanta Maria大学の学生です。大学のフェスタをこのナイトクラブでしていたからです。約2000人ほどの学生がフェスタに参加していました。
火災の原因は、バンドのコンサート中につけた花火が天井に引火したからです。
問題は、このナイトクラブには出入り口が1つしかなく、非常口も出口への標識もないということ。もちろん違法です。
真っ暗な店内で出口がわからずに、多くの若者がパニックになり死亡しました。死亡原因の90%がasfixia(窒息)です。
さらにひどいのは、出口で飲食の支払いをするように言い、外に出るのに時間がかかったというのです。火災が起きて、生きるか死ぬかという時に、何ということでしょう
消防士やボランティアの人々が壁を壊して出口を作り、中に入った時には、多くの携帯電話が鳴っていたそうです。家族や友達が心配して電話をしていたのでしょう。
きのうから、このニュースがずっと放送されていますが、家族や親戚、友人たちの悲しみはとても深いものです。こんな惨事が2度と起きないよう、きちんとした取り締まりをしてほしいものです。
亡くなった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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