本日もMANA。 -87ページ目

まなサンの病④

入院生活。

まず大変だったのが、点滴と心電図のコードをまなサンがひっぱってしまうことでした。

点滴は、ちょっとひっぱったり、点滴の針が刺さっている手に力が入ったりすると止まってしまいます。

薬液が止まってしまうと、もう一度点滴の針を刺し直さなければなりません。

なので、止まるとエラー音が鳴り響き、看護師さんが直しに来ます。

特に夜寝ているときに頻繁に直されるのには参りました。

寝れない…

心電図も、シールで3カ所貼り付けてあるのですが、3度ほど、コードを引きちぎって壊してくれました。

まなママひたすらあやまるばかり…



それから、まなサンの看護師恐怖症。

採血など、痛いことをされると知ってしまったまなサン。

体温を測るのもだめ。

血圧を測るのもだめ。

聴診器を当てるのもだめ。

いやーいやーいーやー

泣き叫び暴れまくり、何をするにも押さえつけなくてはならず、まなママ汗だく。



そして、ずーっとベットの上にいなくてはならないこと。

柵に囲まれたまさに檻の中。

まなママがトイレに行こうとすると、行かないでと泣き叫びます。

トイレ行きたい…

まなサンの箸やコップ洗いたい…

まなサンの着替えをとりたい…

ちょっとでも私がベットを離れようとすると大泣きなので、まなママ身動きとれず。

途方にくれてしまいました。



尿検査、血液検査、心エコー(冠動脈異常の検査)。

心エコーの時は睡眠薬を飲ませるのですが、まれにそのまま心停止する事があると言われびびるまなママ。

検査につぐ検査で、2日が過ぎました。

まなサンは、結局、川崎病の特徴の半分しか当てはまらない非常にあいまいな症状。

女先生も、川崎病と断定するかどうか迷い、血液製剤を投与するか、飲み薬のみで治療するかと相談されました。

血液製剤。

まなママは反対しました。

だって、C型肝炎とか、エイズとか感染する可能性があるし。

女先生は今はリスクがほとんど無いから大丈夫だと説明してくれましたが。

そして、飲み薬のみの治療は2割ほど冠動脈瘤を発症する可能性があるとも言われました。

将来肝炎になるかもしれない血液製剤の治療をするか。

冠動脈瘤ができてしまうかもしれない飲み薬のみの治療にするか。

悩みに悩みました。



つづく

まなサンの病③

ウィルス検査、採血、レントゲン等、一通りの検査を終えたまなサン。

相当暴れたようで、髪の毛はぐしゃぐしゃ、顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃです。

私の姿を見つけると、一生懸命手をのばしてきました。

怖かったね。

痛かったね。

時刻はもう夜。

夕飯を食べそびれた私たち家族3人、救急のベットで先生を待っていました。



「川崎病の疑いが強いです。」

ずいぶん待たされた後、やってきた女先生が言いました。

川崎病?

「それって、水銀とかの、あの、地域の病気ですか?」

「それは水俣病とかの公害ですが、川崎病は違います。」

先生の説明によると、

①乳幼児がかかる特有の病気

②冠動脈瘤ができる

③川崎さんが発見したので川崎病という名前

④いまだ原因不明の病気

「治療法はありますが、軽く見ることができない病気です。」

そう言われました。



まだ疑いの段階なので、そのまま入院して検査することに。

入院は3週間ほどになるとのこと。

入院。

まだ1歳になったばかりのまなサンが入院?

しかも心臓の血管にこぶができるかもしれない!?

あまりの悪い結果に心臓がドキドキ脈打って、まなサンを抱きしめている手が冬なのに汗ばんでいました。



こんなことになるなんて、夢にも思っていなかったので、オムツしかもっていませんでした。

泣くまなサンを-□-□-PAPAに預け、まなママは大急ぎで入院グッズを支度しに家にもどりました。

まなサンとまなママの大変な入院生活(まなサンは乳幼児のため24時間付き添いが必要です)の始まりです。



つづく

まなサンの病②

お昼寝から目が覚めると、3時を過ぎていました。

-□-□-PAPAが、携帯なってたよーと言うので見てみると、小児科から2回も着信が入っていました。

すぐに電話すると至急小児科に来てくれとのこと。

なんだろう。

何か悪いことかな?

いやいや、血液検査の結果ってそんなに早く出ないよね…

不安を呑み込んで、高熱でぼんやりしているまなサンをなだめながら小児科へ行きました。



「血液検査の結果、肝機能の数値が異常に悪いです。大きな病院に紹介状書きますから。」

先生が、検査の紙を見せてくれながら、私たちに告げました。

数値は正常の30倍もありました。

肝機能?異常??

昨日の昼間は元気だったのに。

あまりの出来事に呆然となりました。

血液検査が間違ってるんじゃないかな?

きっと大きな病院で見てもらえば、ただの間違いだったって言ってもらえるはず。

そう祈りながら、総合病院に急ぎました。



救急外来に通された私たちは、若い女の先生に引き合わされました。

まなサンの事を詳しく説明すると、親は外に出されました。

処置室からまなサンの泣き叫ぶ声が聞こえます。

「うわ~ん!ぎゃー!!いーあーー!!!」

胸が締め付けられる声です。

なにか悪い病気じゃありませんように…

寒い救急外来の待合室でまなママと-□-□-PAPAは黙って座ってました。



つづく