まず初めに
本当だったら
先天性の病気を抱えならがも元気で頑張っています!
そんな記事をご紹介したいところでしたが
思いもよらず
想像以上に早くこの世を去ってしまった
水頭症の猫 かんぺーちゃん
24時間体制で介助をしていました
深い愛情を注いだ分
亡くなった時の喪失感
ハートにポッカリと穴が空いたようで
記事を上げるかどうかも悩むところでしたが
彼の介助をする中で水頭症猫の記事があまりにも少なくて
私自身が手探りで介助を続けていました
その為少しでも私の経験がどなたかのお役に立てればと
記事を上げることにしました
とはいえ彼が光に還ってからまだ日も浅く
初七日も過ぎていない中
思い出しながらの記事は涙が溢れてくることもありますが
少しづつ落ち着いてきましたので
やっと記事の製作にとりかかることが出来るようになりました
同じ症状の猫ちゃんや
もしかしたらと思う飼い主さんのお役に立てれば幸いです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181018/03/manaleimaiaamy/2b/fb/j/o0640048014286216002.jpg?caw=800)
最愛のかんぺーちゃんに捧げます
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パート1. まずは症状を発見するまで
2018年9月9日新月の前日
5匹の元気な兄弟姉妹が生まれました
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
約1か月
すくすく育っていたちびちゃんたちも
そろそろ目が見え始める頃
それまで母猫が決めた場所で団子になって丸まっていたのが
ちょろちょろと走り回り始めます
トイレの躾も始まる頃です
そんな中
一匹のちびちゃんの様子が違っていました
起きている間は殆ど泣き叫んでいて
気付くと一匹でポツンと不思議な場所で寝ていたりしました
あんまり気にしない子 一人でも平気な子なのかしら?と思っていましたが
何だか体がやけにべたべたしている
あれおかしいなと気付いた決定的な出来事は
その日の朝彼の泣き続ける声で目が覚めたのですが
彼は私のベットの下でおしっこまみれになってその場で泣き叫んでいたのでした
どうしたらよいのかパニックになっている様子
そう どちらに行ったら良いのか分からなかったんですね
「もしかしたら目が見えて無いのかもしれない」
初めて気づきました
彼は他の子より頭が少し大きくて
目が出ていました
そして眼球の様子も違っていました
目が開く前は皆がぼんやりとした目で膜がかったようになっています
だから彼の目も目が開く前なのだと思っていました
でも違っていました
そこで思ったのが
『緑内障』
猫目が見えない⇒で検索したら出てきたワード
たまたまつい先日チワワの緑内障治療をTVで観たところでしたので
様子も同じ
猫にも緑内障はあるそうなのできっとそうなのだろうと思いました
丁度その日は連休中
動物病院もお休みなので
翌日に連れていくつもりでした
まず「目が見えていない」という事から
母猫のおっぱいもうまく飲めていないであろうことが予測されます
しかも本能でしょう
母猫もこの仔に対しての興味がとても薄くなっていました
その為他の猫がおっぱいを飲んでいる時に便乗して飲ませる作戦に
でも本当におっぱいまで口を運んでやらないと飲めなかったり
他の仔たちとのおっぱい争奪には負けてしまいます
「がんばれがんばれ!!」
何とか飲めるよう補助してあげることしかできませんでした
しかしその晩
ミルクを自力で飲むことも出来なくなってしまいました
ぐったりとして
呼吸も浅く
起き上がる事も出来ず
脚には少し痙攣も見えました
この時体をさすりながら初めて気づきました
彼は痩せ細ってしまっていたのです
私はどうしたらよいのか本当に焦って
夜になっていましたがいつも行っている動物病院に電話しました
時間外にも関わらず対応してくれた先生からの指導は
「まず目が見えていないとのことから
おっぱいが飲めていないだろうことでの低血糖症だと思われます
砂糖水を少しづつ飲ませて
意識がはっきりと戻ったら
ミルクを与えてください」
砂糖水は病院であればぶとう糖なのだと思いますがお家ではお水に砂糖を溶かしたもので良いそう
急いで砂糖水を作り
口元に入れていきました
この時役に立ったのが
『シリンジ』
餌を上げる時に使うものですが以前母猫マリアの初出産の時同じ病院で頂いたものでした
(あって良かった!!必死で探した!)
飲まなくても口から溢れても
口元に含ませ続けました
「生きるために生まれたんだから飲みなさい!!」
そう叫びながら与えること30分
一言鳴いて動いてくれました
(やった!!)
まずは意識が戻ったことで一安心
その後ミルクを買いにお店に走り
与えてやりました
なぜ初めは砂糖水なのかというと
意識が混濁している状態でミルクをあげて肺に入ったら大変だからとのことでした
なので一旦は砂糖水で意識が戻ったらミルクなんですね
この時期は人工飼育だとミルクは3時間おきに与えるのだそう
だからその分飲めていなければ大変なことになります
小さな命が繋がったこの日は新月の前日
この時からかんぺーちゃんの介助が始まりました
続きます
かんぺーちゃん
生まれてきてくれてありがとう
愛と光と感謝を込めて
マイア エイミー
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