1.大卒内定者4年ぶり回復
大卒は2.2%増加。しかし、短大・専門学校卒は▲11.2%。高卒も▲11.3%。回復と見出しをつける意味があるのだろうか。総合計でもまだマイナスである。母数は減ってきているだろうから、内定率は多少は上昇しているかもしれないが。
2.厚生年金保険料 上限上げ
どういう制度にするのかのビジョンがなく、場当たり的で無難に取れるところからとるという何の苦労もしない対応しか考えないからこうなる。問題の本質を見極めない施策はいずれ機能しなくなり、破綻する。2世の政治家は生活に恵まれ、勉強も暗記中心・ベキ論中心のため、考えが及ばない。
3.政策の誤り デモ招く
スティグリッツ氏の本は何冊か読んだが、アメリカから格差論争が起こるとは思っていなかった。行き過ぎだしているということか。格差を生むことがアメリカンドリームのようなところがあった。日本でも、高所得者の所得税が減額され、格差が大きくなった。と同時に、小さな政府志向が弱者のセーフティネットを取っ払うことになり、格差が命を脅かす状態となっている。
日本経済新聞より