・「虎の血」村瀬秀信 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

1955年、あの阪神タイガースの監督に就任した

一人の人物がいました。

 

岸一郎という当時としては老人の域に入る年齢

は60歳過ぎです。

 

年齢もさることながら驚くのはその経歴です。

なんとプロ野球の経験が無い、アマチュア出身

です。ホントか?

 

今では、いや当時でも考えられない人事です。

 

何でも当時のオーナーに「チームの改善案」の

手紙を送ったのが目に留まり、オーナーの「鶴

の一声」で決まったとか。そんなアホな。

 

シーズンが始まると案の定、選手との軋轢が生

じ、ベテラン選手などはマスコミを使って追い

落とそうとします。

 

そうです。たびたび世の中を賑わす阪神の「お

家騒動」は、これがルーツと言っていいのです。

 

フロントの強引さ、選手のマスコミを使うした

たかさ、それを評論家となって煽るファン達。

 

現在の岡田阪神は勝っているから周りはおとな

しいですが、負けが込むと始まるでしょう。

お得意の「お家騒動」が。

 

阪神ファンでなくてもプロ野球を愛する人なら

ば、きっと「ああそうだよね。阪神って」と

納得できる一冊です。

 

 

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