・「ちばてつやが語る《ちばてつや》」ちばてつや 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

ちばてつやが語る「ちばてつや」 [ ちばてつや ]

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あの「あしたのジョー」作者(正確には原作者は梶原一騎だったので、
作画担当でした、ちばてつや氏が自身の作品を振り返る自伝的本です。

いまでは原作者が別にいるのは当たり前ですが、ちば先生が先駆者の
ようです。でも理由は「筆が遅いから」。当初から売れっ子作家で
あったちば氏にどうしても連載を書いてほしくて、雑誌社の編集者が
原作者を別に付けたのが最初のようです。

「あしたのジョー」以降しか紹介されている作品は分かりませんでし
たが、その後の「おれは鉄平」の主人公である鉄平の身長がなぜ
だんだんと縮んでいったのか、「少年よラケットを抱け」が中途半端な
終わり方をしたのはなぜか、などの理由が分かり楽しい内容でした。

ちば先生は向島の下町出身であり、「あしたのジョー」の登場人物である
林家の乾物屋は、その頃の実家がモデルになっているそうです。