「バランス」という言葉の危うさ・・・ | コンサルタントshimaのブログ

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日々、現場の実践コンサルタントとして、いろいろな人と出会い、いろいろなことに気付き、とても貴重な体験をしています。このブログでは、そういった体験の中で、思いついたり、気付いたりしたちょっとしたことを、気取らず書き綴っていこうと思っています。

ビジネスではよく、「バランス」を考えるとか、
「バランス」の良い○○ということを言う。

この「バランス」という言葉が、実は危うい。

ビジネスにおいて「バランス」をとろうと思うと、
ひとつの事柄の前後、そのひとつ上、ひとつ下、
またはひとつ大きく、ひとつ小さくということを考える。

その対極を考えるということもある。

要するに、3次元に視野や発想を膨らませるということである。

当然、これも必要なことのひとつではあるが、
常にこれをやり続けてしまうと、危ういということである。

PDCAでいうところのP=「PLAN」の前段階に、
必要な情報を収集する。

「PLAN」で計画する、つまり判断するための材料を集めるわけである。

その際には、バランスよく情報収集する必要がある。

例えば、企画を肯定する材料と否定する材料の両方が必要である
ということ。

今やるべきか、もう遅いか、まだ早いかという議論も必要である。

この段階では、バランスよくという言葉は適している。


しかし、判断する、決定する場合は、選択と集中をすべきとなる。

そして、決めたことには、ある期間集中する必要がある。

その後、一定の期間集中したあとに、一度立ち止まり、
またバランスを見る。

私はこの繰り返しを「拡散と集中」と呼んでいる。

拡散ばかりでもダメ!ある段階で集中する必要がある。

しかし、集中し続けてもダメ!一定期間が経ったら、もう一度拡散する。

この繰り返しの中で、正しい道を判断し続けることが大切となる。

パッと見は、「バランス」がよいほうがよいように思えるが、
やはりビジネスとは、こういう矛盾の追求なんだろう。