企業の経営活動のご支援をしていると、
計画性を持ちましょうとアドバイスすると、
それどころではないと言われるケースが多い。
また、ルールを作りましょうとアドバイスすると、
イレギュラーばかりだからルールは無意味だと言われたりする。
このアドバイスは、確かに大きく落ち着いた企業に向いている経営スタイルかもしれないが、
小さい、ベンチャーだからといって、何もかもが行き当たりばったりでいいわけない。
例えば、資金繰りとして融資を受けようとしたときに、
営業計画とか売上計画とか、そういう計画的営業活動をしていないと、
そもそも融資は返ってくるのだろうかと心配になって、貸してもらえない。
最低限だけでもルールを作っておかないと、
その都度、毎回毎回議論や判断をしなければならなくなる。
ベンチャーはスピードが命なので、この議論や判断の機会が多くなると、
スピーディに行うために、十分な議論や判断プロセスが得られずに、
間違った意思決定をしかねない。
必ずしもまたはすべてにおいて大企業のような経営活動することは必要ないが、
経営活動とは本来そういうものが必要であるということは知っておくべきである。
その上で、状況判断であるとか、イレギュラー対応であるとか
そういうことを臨機応変にスピーディに行える柔軟性が必要なんだと思う。
あるべき姿ではないときに、それをすべて
「うちはベンチャーなのでそんなことはできない、必要ない」
なんて言ってしまうのは、
面倒なことはしたくないという怠慢であり、言い訳ですよ。