こんにちは蓮花です。
久しぶりの晴れの土曜日ですが、今日は黄砂が飛んでますね…
空が白いし目がかゆいので、なるべく外には出ないでいます。
先日に京都に行ったときに歩いてあちこちを回りました
普段は車で目的地に行くか、電車でもその場所だけだったり
街歩きは久しぶりで気づいたことなどを綴ります。
各種の受け付けはこちらより
歩くには少し遠いけれど地下鉄やバスに乗るのもあまり変わらない?と
京都をテクテクと歩いて巡ることにしました。
スタートは出町柳の駅からで、目的は早咲きの桜鑑賞です。
最初に長徳寺のオカメ桜へ行ってみると、ほとんど散っていて近くの寒緋桜は散り終わるところ、そこから昨日のブログの本満寺の枝垂れ桜を見て京都御所へ移動し
近衛亭跡の桜はまさに見頃、ほとんどが満開です(詳しくは昨日のブログを見てね)
京都御所から次は六角堂を目指して歩きます。
少し歩くと平安女学院の聖アグネス教会が見えてくる
このレンガの建物が好きなのですが、手前のりっぱな桜に目がいきました。
巨大な桜が枝を伸ばして、これ一本の樹だと思うのですが
遠めに見ても「すごい!」と足が止まる
建物が由緒ありげで何だろう?と後で調べると「有栖川宮旧邸」
昔の宮の邸宅を移築して今は平安女学院の施設になってるようで
しかもこの時、期間限定の一般公開があったんです!
家に帰ってから気づいたので見ることが出来ずとても残念でした。
そこからまたしばらく歩くと、今度は素敵な洋館があらわれ
こちらは「大丸ヴィラ」あのウォーリズが設計した建物です。
滋賀県に行くとウォーリズの設計した建物がけっこうあり見るのが好きですが
時を経ても色あせない味わいがあって惹かれます。
またテクテクと歩いていくと、このような建物があり調べますと
みずほ銀行 京都中央支店とあり、辰野金吾の設計ですが
一度解体して最近復元されたようです。
それにしても立派というか、レンガの装飾が美しい
京都御所の西側の大きい通りを南に下っただけで何回も「あれはなに?」という
気になる建物が出てきます、バスに乗って移動したら見過ごしていたかも知れない
「歩くことで見えてくる風景」があるんです。
目的地の六角堂へは30分超のテクテクでしたが、面白い発見がたくさんあるので歩くのが苦にならず楽しかった。
そして六角堂の桜はちょうど満開でした。
どこかへ行くときは、少しでも早く楽に行きたい、と考えるけれど
回り道や時間がかかる工程の中でこそ、出会えるものがある
なにかを達成したいと願う時も、なかなか上手くいかないとあきらめたりしそうですが
上手くいかないことの中で学ぶことや体験できることがある
早く、すぐに、思った通りに行かない、ことにこそ
掴めることってあるんじゃないかな?
それが面白いのでは?と心に浮かびました。
ドラえもんのドコデモドアがあったらどんなにいいだろう?
そんな風に何度も思ったことがあるけれど
時間をかけて迷ったり間違えたりした行動をしたことが
あとになってものすごく楽しい思い出に残るように
人生の中で上手く行かないことの方が、心に残る思い出になる気がします。
なにかの目的を達成することばかりを願わず
その道を楽しむ、心に残る体験をたくさん積み重ねる
それでいいのかな、と思った京都テクテクの体験でした。
今回は大通り沿いに歩いたけれど、小さな筋はまた別の味わいがあり
今度は細い通りを選んで、行き当たりばったりのテクテクをしてみたいです。