ヒガンバナ | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・用事があって田舎道を通り抜けようとしたら、あまりにも見事な「ヒガンバナ」が咲き誇り、思わず路肩に駐車してカメラを手に畦道を散歩しました。

 

《彼岸花》ヒガンバナ(石蒜)学名 : Lycoris radiata

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。中国大陸原産で、日本列島でも道端や水田のあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけを咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っている。

学名の属名 Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの1人であるリュコーリアス(英語版)(Lycorias)からとられ、種小名 radiata (ラジアータ)は「放射状」の意味で、花が完全に開いた時に放射状に大きく広がっている様子に因む。英語では、レッドスパイダーリリー(Red spider lily)、スパイダーリリー(Spider lily)などの花名がある。彼岸花(ヒガンバナ)の名は秋の彼岸頃、突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花が開花する事に由来する。別の説には、これを★食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説も有る。別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)は歌にも歌われた事でも知られ、梵語(サンスクリット語)で「赤い花」「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味から名付けられたと言われている。サンスクリット語 manjusaka の音写であり、『法華経』などの仏典に由来する。また、法華経序品では、釈迦が法華経を説かれた際に、これを祝して天から降った花(四華)の1つが曼珠沙華であり、花姿は不明だが「赤団華」の漢訳などから、色は赤と想定されている。従って四華の曼陀羅華と同様に、法華経で曼珠沙華は天上の花という意味もある。また、★『万葉集』に見える「いちしの花」を彼岸花とする説も有る(「路のべの壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻は」、11・2480)。食用は一般的には危険だが、毒を抜いて非常食とする場合もあるので悲願の花という解釈も見られる。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。日本列島では水田の畦や墓地に多く見られ、人為的に植えられたと考えられている。その目的は、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など、水田に穴を作り水漏れを起こさせるなど、水田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ようにするためとされる。墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって荒されるのを防ぐためとされる。モグラは肉食のためヒガンバナとは無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まないために、この草の近くにはモグラが来ないともいう。

日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われている。葬式花(そうしきばな)、墓花(はかばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、火事花(かじばな)、蛇花(へびのはな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨て子花(すてごばな)、灯籠花(とうろうばな)、天蓋花などがその例で、★不吉な別名が多く見られる。加えて、開花時に葉が無く、花と葉を同時に見られないため、葉見ず花見ず(はみずはなみず)の別称も有する。

●埼玉県日高市にある巾着田 : ヒガンバナの名所として知られる。ヒガンバナの名所は多数あるものの、★雑木林の中にある曼珠沙華の群生は希少である。例年は9月後半から10月上旬まで、500万本のヒガンバナが咲く。巾着田の最寄り駅である西武池袋線高麗駅に多数の臨時列車が停車したり、彼岸花のヘッドマークをあしらった列車を運行したりする。

●愛知県半田市の矢勝川の堤防 : 300万本のヒガンバナが咲く。近くに新美南吉記念館があり、新美南吉作★『ごんぎつね』の舞台として有名である。

・・・同乗していた孫も、その美しさにひかれて降りてくるほどでした。

・・・稲穂の「黄色」との対象が、たまらなく美しい「秋」です。

・・・私たちだけではなく、カメラを手にした方々もちらほら。

・・・アゲハも飛来しました。

・・・まさしく、小さな秋?み~つ(蜜)けた!