蛾 | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・フサフサの触覚に惹かれて、思わずシャッターをきりました。

 

《マイマイガ》

https://insect.design/tyoumoku/garui/dokugaka/maimaiga

学名:Lymantria dispar/英名:ジプシーモス

ドクガ科に分類されるガ(蛾)の1種である。森林害虫としてよく知られる。幼虫は典型的なケムシで、頭部には1対の縦長の黒斑があり、目玉のように見える。背面には目立つ二列の点が並ぶ。この点の色は個体にもよるが頭寄りの5対のみ青、それ以降の6対は赤くなるものが多い。成長すると体長60mmほどになり、糸を吐いて木からぶら下がっている様子から、別名ブランコケムシと呼ばれており、風に吹かれるなどしてこの状態でかなり広域を移動できる。

マイマイガは漢字で書くと「舞舞蛾」と書きます。これは、成虫のオスが飛んでいる姿が不規則に飛んでいる姿が、まるで舞っているようだと名付けられたものです。夜行性の種類が多い中で、マイマイガのオスは昼間にも活動をするので、人目に触れやすかったのもあるんでしょうね。★櫛刃状の触覚は、フェロモン(臭い)を感じやすい構造になっている(特に雄)のです。

 

《参考》会津若松市

https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2014072500038/

マイマイガは、約10年周期で大量発生し、一度大量発生すると2~3年は続くといわれています。大量発生を防ぐため、自宅の外壁や樹木などにいる幼虫(ケムシ)の駆除にご協力をお願いします。

 

・・・先日「屯鶴峯」に行ったとき出会った「ホタルガ」、再度掲載しておきます。

 

《ホタルガ/蛍蛾》[学] Pidorus glaucopis

昆虫綱鱗翅(りんし)目マダラガ科に属するガ。はねの開張45~50ミリメートル。体翅とも黒く、頭部背面は赤い。前翅には1本の白帯がある。触角は雌雄とも★櫛歯(くしば)状であるが、雄のほうが枝が長い。日本本土、対馬(つしま)、沖縄本島、および台湾、中国などに分布する。昼飛性で、チョウと同じように日中飛び回るが、灯火にもよく飛来する。幼虫はヒサカキやサカキの葉を食べる。幼虫・成虫ともに特異な臭(にお)いのある体液を分泌するため食虫性の鳥や獣類が敬遠する。年2回、6~7月と8~9月に成虫が出る。若齢幼虫で越冬する。本種によく似たシロシタホタルガは後翅の基部から中央部にかけて白いので区別される。幼虫はサワフタギにつく。

 

《参考》「オオミズアオ」2018.6.19西日本新聞より

アゲハチョウほどもある大きなガです。全身のほとんどが名前の由来となっている鮮やかな水色。このガを最初に見た人は、これがチョウではなくガだと気がつくまで、かなり時間がかかるにちがいありません。幼虫時代はカエデやサクラなどの葉を食べて育ちますが、★成虫になると口がなくなってしまいます。そのため食事ができず、成虫になった後はわずか1週間ぐらいの命しかありません。その短い間に交尾をすませて、メスは卵を産んで死んでいってしまいます。寿命が短いうえに、もともとたくさん見られないので、この美しいガもまもなく絶滅危惧種として認定され、やがてその姿が永遠に消え去る日が近づいている気がしてなりません。

 

・・・「成虫には口がない」ある意味ショックでしたが、必要最低限の機能を備え、無駄なく?一生を終えていく自然界の厳しさというか、切なさに胸打たれます。