もっと新潟 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「糸魚川」から《日本海ひすいライン》で「直江津」、《北越急行ほくほく線》で「十日町」へ、約2時間。

 

《越後妻有交流館キナーレ明石の湯》

948-0003新潟県十日町市本町六の一丁目71番地26/025-752-0117

http://kinare.jp/

キナーレは、十日町地域広域行政圏(十日町市、津南町)の住民の地域に対する誇りと愛着の醸成を図るとともに、地域の魅力を増進させることによって交流人口、定住人口の増加と産業の振興を図ることを目的に設置されました。また、この建物は当地域で3年ごとに開催されております★「大地の芸術祭 」のメインステージとしても位置付けられています。「キナーレ」の言葉の意味については、この地域で使われている方言で、この場所に来て下さいという意味である「来なされ」と、十日町地域の特産品であるキモノを着て下さいという意味である「着なされ」という意味をかけて付けられたもので、公募して集まった多数の候補の中から一番ふさわしいものとして選ばれた愛称です。

建物の設計監理は日本を代表する建築家のひとりである★原広司氏が行いました。原氏は京都駅や札幌ドームの設計を手がけたことでも知られる著名な建築家であり、当館も原氏の建築の特徴であるコンクリートの表面を露出するスタイルにより建造されています。建物の構造は、一辺が72mの正方形型で真中が屋根のない池になっている回廊(2階建)と、その一辺に接地して奥行きが76mにも及ぶ温泉棟(平屋)により構成されています。回廊中央の池は中東の市場から着想を得て設計されたものであり、イベントの開催時にはこの水を排水してオープンエアの会場に転用することが可能です。世界でも珍しい多雪の冬の状況と、カンカン照りの熱い夏という全く異なるモードを、ひとつの建築、ひとつの屋根で表現しており、非常にユニークでデザイン性の高い、建物そのものが芸術作品として見て楽しむことができるようになっています。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003で誕生した原広司+アトリエファイ建築研究所設計による「越後妻有交流館/キナーレ」の2階部分が、今夏の大地の芸術祭を機にリニューアルし「越後妻有里山現代美術館/キナーレ」として2012年7月29日開館となりました。バラエティに富んだ現代アート作品が常設されるだけでなく、様々な企画が定期的に開催される、立ち寄るたびに新しい体験ができる美術館となっております。また、スペインのバル(バー)をイメージしたカフェ&レストランとミュージアムショップもあります。地産地消メニューを提供するカフェの店内は、マッシモ・バルトリーニ(イタリア)がデザイン。弧を描く巨大な書棚に円形のテーブルと椅子を配置。天井に1000個の円形モビールを吊るすなど、四角い建築の中に柔らかさ、軽やかさを演出します。

 

・・・美術館に「お風呂」があるというのはありがたいですね。

 

《絵本と木の美の美術館》

948-0111新潟県十日町市真田甲2310-1/025-752-0066

http://ehontokinomi-museum.jp/

山と山に囲まれた場所に鉢という集落があります。その中心にある小学校は廃校になり、集落の人々と絵本作家★田島征三によって小さな美術館になりました。カラッポになった校舎を舞台に、最後の在校生と学校に住みつくオバケたちとの物語が、絵本『学校はカラッポにならない』となり、その物語が校舎いっぱいに広がります。体験型の“空間絵本”美術館として、訪れる人を楽しませています。みんなの笑い声を食べるトペラトト、夢をぺしゃんこにするドラドラバン。学校にひそむたくさんのオバケたちに会いにきませんか?

 

親子で一日遊べる美術館/校舎の中にはおもしろい教室がたくさん。くさむらの教室、寝っころがって絵本が読める教室、グッズショップもあり、教室はイベントスペースとしても使用されます。春~秋には、絵本作家による原画展などを開催。

にぎやかなコンサートやライブなどイベントも充実/年に数回、ゲストを招いてコンサートやライブを開催。親子で参加できるワークショップもあります。その他、秋祭り、秋の収穫祭、雪祭り等、それぞれの季節に行われる集落の行事と関連したイベントも開催しています。

校長室と職員室だった空間を利用したカフェ「Hachi Café(ハチカフェ)」では地元食材を使った料理も楽しめます。

 

【田島征三】

1940年大阪生まれ、高知で幼少年期を過ごす。1969年「ちからたろう」で第2回世界絵本原画展金のリンゴ賞、1973~2009年「とべバッタ」などで多く受賞、2009年第4回越後妻有アートトリエンナーレで廃校を丸ごと「空間絵本」にした『絵本と木の実の美術館』開設。2013年第2回瀬戸内国際芸術祭でハンセン病療養所のあった香川県大島に★『青空水族館』と『森の小径』を制作中、2017年国際アンデルセン賞国内賞受賞。

https://www.1101.com/n/s/seizo_tashima/2019-12-07.html

 

・・・「いのちのグリグリを描きたい」、いいねえ。