《豊田自動織機》
https://www.toyota-shokki.co.jp/index.html
トヨタグループの本家・源流にあたる。現在のトヨタ自動車や愛知製鋼は、豊田自動織機の自動車部門や製鋼部門を分社化したものである。1926年(大正15年)11月18日創業。現在は、社名にある、原点である繊維機械(自動織機など)の製造だけでなく、RAV4などトヨタ自動車の一部車種の生産、および産業用を含むディーゼル・LPG等の各種エンジン、カーエアコン用コンプレッサー、コンバータ、EV用充電スタンド等の自動車関連製品の開発生産、「トヨタL&F」ブランドでのフォークリフトや自動倉庫、無人搬送車の開発から販売まで、多岐に亘る事業を展開している。フォークリフトとカーエアコン用コンプレッサー、エアジェット織機のシェアは世界トップである。愛知県内では「織機」の通称で呼ばれることも多い。トヨタグループ内ではTICOと呼ばれる。
●豊田商会事務所
https://www.tcmit.org/exhibition/toyodaoffice/
豊田商会は豊田佐吉が自動織機を発明・研究するために1902年に設立されたもの。この建物は1905年に建設され、佐吉はここを居住と兼用して自動織機の開発に心血を注ぎました。
●トヨタグループ館
https://www.tcmit.org/exhibition/group/
1925年に建設された旧豊田紡織(株)本社事務所を建設当時の状態に修復し、豊田佐吉・喜一郎のゆかりの品や資料などを展示しています。
●創造工房
https://www.tcmit.org/exhibition/special/
この建物は、1926年、G型自動織機を本格的に生産するために設立された豊田自動織機製作所刈谷鉄工場の一部を移築・再現したものです。 木造トラス構造とコンクリート壁の貴重な工場建築であり、レンガから鉄筋コンクリート壁に変遷する過渡期の様相を見ることができます。豊田自動織機製作所創業当時の工作機械のほかに、当時の屋根構造と外壁の一部を展示しています。
●動力の庭
https://www.tcmit.org/exhibition/garden/
1914年に設立された工場操業当時に動力、電力を供給するための蒸気機関が置いてありました。今その場所に、赤レンガを積んでその痕跡を伝えています。また、工場へ送られてきた原綿を開俵(固く圧縮された原綿を元のやわらかい綿にもどすこと)する「開俵室」や種類の異なる原綿を調合する「混棉室」、綿の繊維をほぐす「打棉室」もありました。北側の少し高い構造物は、「混棉室」や「打棉室」から出る綿ぼこりを外部に排出するための「塵突(じんとつ)」です。発電用の蒸気機関から出る煙を排出していた煙突基礎の遺構も展示しています。
●繊維機械館
https://www.tcmit.org/exhibition/textile/
一歩足を踏み入れると、大正・昭和初期の紡織工場に思わずタイムスリップ。 約3,468平方メートルもの広々とした空間は、大正時代に建てられた紡織工場で、柱や梁や赤レンガの壁をそのまま使用しています。展示場には紡ぐ・織る初期の道具から機械、さらに現代のメカトロ装置の繊維機械まで約100台を一堂に展示。説明と実演によって、技術の進歩の様子が手に取るようにわかります。スタッフによる実演で、糸を紡いだり、布を織るところを目の前で見ることもでき、まさに本物の「モノづくり」を体感できます。
●豊田喜一郎とは?
https://www.tcmit.org/exhibition/car/car07/
トヨタ自動車の生みの親である豊田喜一郎。喜一郎とはどんな人物だったのでしょうか?彼がどんな人生を送り、どのような夢を描いていたかを、本人の言葉や創業期の仲間たちの語りで浮き彫りにします。喜一郎のモノづくりに対する姿勢、国産自動車づくりに対する情熱を感じ取っていただければ幸いです。
●自動車館
https://www.tcmit.org/exhibition/car/
トヨタの自動車づくりをさまざまな角度から紹介しているのが、この自動車館。延べ7,900平方メートル。大きな体育館に、自動車工場がまるごと入った感じ。「自動車事業創業期」「時代を見据えた車両開発」「開発技術」「生産技術」「豊田喜一郎とは?」5つのゾーンから構成しています。映像やボタン操作で動く本物の機械とカットモデルも多いので、動きを確認したり、音で実感を深めたり、手と目と耳を総動員して、さあ楽しみましょう。
・・・「トヨタ」は絶対に時間がかかると覚悟をもって訪問しましたので、深みにはまることなく見学させていただきました。さらに、ここから「ナゴヤ」を知り尽くします。