《NEWS》2020.8.27
シュークリームのヒロタ、関西4店が8月で閉店…反響に社員驚き
駅近の店舗が多く、手土産のシュークリームでおなじみの「洋菓子のヒロタ」(本社:東京都新宿区)が24日、西日本直営店舗4店の閉店を発表した。コロナ禍での経営状況の悪化、収束の先行きが見えないことから店舗を縮小、25日に閉店した「JR天王寺駅構内店」をはじめ、「大阪駅東口店」「地下鉄三宮駅店」「地下鉄天王寺駅店」の3店舗が8月31日までの営業となる。販促企画課・課長の杉浦恵梨さんは、「ギリギリまで迷いながらの苦渋の選択でしたが、発表以来、毎日有り難いコメントを多数いただき、社員一同驚いています」と話す。ツイッターでの発表は50万以上も閲覧され、4500リツイートと、これまでにない反響だったそう。SNSでは「まだシュークリームが珍しかった私の子ども時代から、孫含め3代お世話になりました」「小さい頃、電車で大阪行って、帰りに天王寺駅構内店で買ってもらうのが楽しみだった」など、世代を超えて愛された思い出コメントも多く見られた。25日が最終営業日だった「JR天王寺駅構内店」は、品切れになった後も、ネットなどを見た客が絶えず来店し、写真撮影をしたり、閉店を惜しむ声が多数寄せられたという。大正13年に★大阪で創業した同社。関西オフィス担当者によれば、1番多い時は関西地区だけで100店舗あり、夏のシューアイスの販売時には、1日中ドライアイスを割り続けるほどの盛況ぶりで、担当の新入社員らは大変だったというエピソードも。関西ではお土産でもらった時には「おいしい!このシュークリームどうしたんや?」と問いかけ、「ヒロタんや(拾ったんや)!」と答えるのが定番と言われるほど親しまれていたとか。杉浦さんは「購入店が全てなくなる訳ではありませんが、お客様との直のコミュニケーションが減っていくのは非常に残念です。また復活できるように邁進してまいりたいと思います」と今後の100周年へ向けて意気込む。西日本では「南海ナンバ駅2階構内店」(大阪市中央区)が営業を続け、量販店や期間限定催事での販売も継続される。
・・・「ヒロタ」には深~い思い出、思い入れがあります。幼稚園時代の出来事、マイナスイメージになるとイヤなので書きませんが、それを超えてヒロタの「チョコシュー」は絶品です。最近では、地下鉄「天王寺駅構内店」で購入することが一番多かったです。私の中では、モロゾフの「プリン」とヒロタの「チョコシュー」は双璧なんです。ははは
《NEWS》2020.9.28Lmagaより
大阪・難波の老舗手芸店「とらや」が今年末に閉店…コスプレイヤーから嘆きの声
大阪・難波の老舗手芸用品店「とらや」(大阪市中央区)が12月20日に閉店すると発表。そのニュースを受け、SNSでは悲しみの声が溢れた。同店は1952年(昭和27年)、大阪・難波で創業。天然素材から化学繊維まで幅広い生地を販売する「服地・布地のデパート」として知られており、主婦をはじめ、多くの手芸愛好家により利用されてきた。また近年では外国人旅行客やコスプレイヤーたちから多く利用されており、その類稀なる品揃えの良さには定評があった。しかし今年に入り、新型コロナウイルスの影響で外国人旅行客が大幅に減少し、またコスプレイベントの中止などが相次ぎ、業績が悪化。そのうえ、洋服や小物が安価で手に入る時代の流れで手芸愛好家の人口が減少していることもあり、2020年末の閉店を決めたという。 閉店のニュースを受け、SNSでは「うそやん!布地のバリエーションもお値段もアクセスも抜群だったのに」「関西のレイヤーなら一度はお世話になるとらや・・・悲しい」「とらやに行けば何かしら合う布があるだろうと思ってたし、行けば余裕で2時間くらい悩むのが楽しかったのに」などと同店を愛用していたコスプレイヤーたちをはじめ、手芸愛好家たちから閉店を惜しむ声が多くあがっている。担当者は、「閉店まで2カ月ほどですが、これをきっかけに手芸を始める方などいらっしゃればうれしい。★ぜひ最後に来ていただければ」と話す。「とらや」は12月20日閉店。営業時間は現在、感染症拡大防止のため変更しており、10時30分~19時。
・・・造形制作において、ミシンなどで「縫う」という作業が必要なこともあって、母親が使わなくなった高級ミシンを私がもらい受けて使用しています。さいうこともあって、「とらや」さんには何回かお世話になりました。せめて、最後にもう一度という思いで訪問させていただきました。
・・・偶然、店頭のハギレ・コーナーで「シルバー」の布を見つけました。「玉手箱プロジェクト」の作品として「シルバー」はテーマの一つとして取り組んできました。以前の展示替えの折、通りかかった近所の女性がどうしても展示していた「シルバー」の宇宙人が欲しいとの申し出があり、その熱意にほだされて提供させていただきました。その宇宙人は購入したものですが、私もさみしいので「シルバー」布地に触発され「とらや」店頭で宇宙人制作を思い立ったわけです。
・・・シルバー「宇宙人」は寒~い冬の「よなべ」仕事になりそう、「とらや」さんの思い出もこめて、お楽しみに。