BLUE | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《参考》「村上春樹(1949~)の世界」★国分寺を歩く/東京紅團より

http://www.tokyo-kurenaidan.com/haruki-kokubunji2.htm

1971(昭和46)陽子夫人と学生結婚(文京区千石の夫人の実家)

1974年(昭和49)国分寺に転居、春★ジャズ喫茶「ビーター・キャット」を開店。

 

・・・いつもいつも「すれ違い」「一歩遅れ」「ツボ(まと)はずれ」で、悔しい思いばかり。この時期、「鷹の台」の下宿で大学4年生、毎日バイトとマージャンに明け暮れ、たまに「国分寺」「国立」あたりをうろうろ。「古書店」(国分寺書店)で美術書をあさったり。嗚呼、すれ違い。

 

 

《ポートレイト・イン・ジャズ》著:村上春樹、和田誠/新潮社1997、2001、

ジャズがほんとうに好きな二人がつくったとっておきのジャズ・ブック。マイルズ、パーカー、エリントン…和田誠が描く26人のミュージシャンの肖像に村上春樹が愛情に満ちたエッセイを添える―ジャズへの熱い想いあふれる一冊。

 

 

★「ポートレイト・イン・ジャズ」和田誠・村上春樹セレクション

ソニー・ミュージックレコーズ

新潮社より発刊のジャズ・エッセイ集「ポートレイト・イン・ジャズ」の内容に基づくコンピレーション。全11曲を村上春樹が選曲、和田誠のイラスト・ジャケット、村上による書き下ろしエッセイ付。

 

・・・せめてJAZZでも聴きましょう。そしてこの悔しさは、もう一人の村上さんとも。

 

 

【村上龍】(1952~)

長崎県佐世保市出身。★武蔵野美術大学在学中の1976年、麻薬とセックスに溺れる自堕落な若者たちを描いた『限りなく透明に近い★ブルー』で群像新人文学賞、及び芥川龍之介賞を受賞。ヒッピー文化の影響を強く受けた作家として、村上春樹と共に時代を代表する作家と目される。代表作に、『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『希望の国のエクソダス』『半島を出よ』など。約18年間芥川賞選考委員を務めていたが第158回を以て退任した。自身の小説を元に映画製作も行なう。1999年より、日本の金融・政治経済関連の問題を考えるメールマガジン『JMM』を主宰、以後、暗部に潜む政治経済関連の問題など時事報道に対してコメントするなど、文壇以外の世界にも積極的に関わっている。

 

・・・私の卒業が1975年3月、きっとどこかですれ違っている。

 

 

『限りなく透明に近いブルー』

舞台は東京、基地の町、福生。ここにあるアパートの一室、通称ハウスで主人公リュウや複数の男女がクスリ、LSD、セックス、暴力、兵士との交流などに明け暮れ生活している。明日、何か変わったことがおこるわけでも、何かを探していたり、期待しているわけでもない。リュウは仲間達の行為を客観的に見続け、彼らはハウスを中心にただただ荒廃していく。そしていつの間にかハウスからは仲間達は去っていき、リュウの目にはいつか見た幻覚が鳥として見えた。「ハウス」とは、福生市にある米空軍横田基地周辺にあった(元)米軍住宅である。JR八高線と平行する国道16号に約2000戸あったとされる。朝鮮戦争やベトナム戦争の時に住宅不足のために建てられた。米軍住宅の場合は一種の治外法権地帯であり、ドラッグ・パーティーや乱交パーティーが開かれていたと言われる。★戦争後「ハウス」は安く借りられる広々とした一軒家として、芸術志向の若者を引きつけた。

 

・・・私の友人も「ハウス」に暮らしており、度々遊びにでかけたものである。だから、この小説を読んで共感、共鳴、そして郷愁そそられるものがあるのです。そう「郷愁」の色は「ブルー」?

 

 

《参考》“青”はジャズの色である/夜ジャズの名手、須永辰緒氏セレクション/須永辰緒

https://oceanus.casio.jp/club/blue/gentleman/2/

ジャズ。それは大人の男が知るべきカルチャーアイテムであることに異論はないだろう。なぜなら、音楽の歴史の中でも★黒人音楽から発生し、その後、数多くのミュージシャンにより洗練され、今やあらゆるジャンルへ影響を及ぼした稀有な存在だからだ。“ブルージー”と呼ばれる独特の★ブルーノート・スケール(音階)から生み出される少し★哀愁を帯びたサウンドに身を委ねるのも悪くないはず。とは言え、膨大なリストから何を今聴くべきかはとても難しい。というわけで、屈指のレコードコレクターであり夜ジャズの名手“レコード番長”こと須永辰緒氏に、BLUE MOTIONSのために、青にまつわるジャズセレクションをしていただいた。

 

・・・よ~し、青を塗るぞ。