《太陽の塔》
★日本中が熱狂した「大阪万博」その跡地に今もそびえる「太陽の塔」
https://taiyounotou-expo70.jp/about/project/
「太陽の塔」は芸術家 岡本太郎がデザインし、1970年アジア初の万国博覧会である歴史的なイベント、「日本万国博覧会(大阪万博)」のテーマ館の一部として建てられました。未来を象徴する頂部の「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」。そして、人間の精神世界を象徴する「地底の太陽」という4つの顔を持っています。「太陽の塔 内部再生」事業では、塔の耐震工事の実施とあわせて、内部に展示されていた「生命の樹」や第4の顔である「地底の太陽」を復元し、★平成30年3月に一般公開いたしました。「太陽の塔」の入館は、事前予約制(前日までに要予約)です。乳幼児や無料対象の方も事前予約が必要です。当日券の販売は予約に空きがない場合は行いません。確実にご覧いただくためには、前日までに事前予約をお願いします。
★大阪万博50周年記念「太陽の塔内部公開記念ポスター」
https://taiyounotou-expo70.jp/news/683/
万博記念公園では、平成31年3月23日(土)から、太陽の塔の内部公開1周年記念として、「DREAMS COME TRUE」吉田美和さん直筆の「大阪LOVER」の「歌詞」およびサインがデザインされたポスターを販売しており、大変ご好評をいただいています。のデザインは、★平成30年3月18日(日)に、太陽の塔内部公開を記念して開催した「DREAMS COME TRUE Special Live」の広告として作成されたものです。このたび、1970年大阪万博が開催されてから2020年で50周年を迎えたことを記念して、DREAMS COME TRUEご協力のもと、特別にポスターの販売を延長することとなりましたのでお知らせします。なお、引き続きこのポスターの販売収益は、太陽の塔の管理・運営、魅力向上等のために活用されます。
★「太陽の塔」営業再開のお知らせ
https://www.expo70-park.jp/info/40635/
太陽の塔の内部公開については、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため令和2年3月1日(日)から臨時休館しておりましたが、★令和2年8月1日(土)から営業を再開します。業種別ガイドライン等に基づき、適切な感染防止対策を講じたうえで、当分の間は営業時間・入館人数を縮小して再開することになりますので、ご来館の皆さまにはご理解とご協力をよろしくお願いします。
★岡本太郎が「太陽の塔」を突き刺した真意「進歩と調和の体現」ではなかった/2018.3.19プレジデントオンラインより
https://president.jp/articles/-/24705
3月19日、大阪・万博記念公園の「太陽の塔」の再生がなり、およそ半世紀ぶりに内部の一般公開が始まった。私たちは、1年半に及ぶ再生プロジェクトに密着取材した。この前代未聞の難しいプロジェクトの陣頭指揮をとったのが、岡本太郎記念館館長★平野暁臣さんだ。
「太陽の塔」が大阪万博の真ん中に立っている意味を知っているだろうか。多くの人は実は誤解している。あれは科学技術と資本主義の祭典、万博のシンボルだ、または万博が掲げたテーマ「進歩と調和」を体現するシンボルタワーだ、と思っているだろうが、本当はまったく逆なのだ。科学技術と資本主義一辺倒で豊かさを追い求めてなんとかなる時代は、そのうち行き詰まるぞ、進歩と調和などといっていて未来が拓ける時代は早晩終わりを告げ、本当に人間が生き生きと輝くにはどうすればいいか、根本から見直さなくてはならない時がくる。そのとき何を信じるか。それは「縄文」だ、今こそ縄文を取り戻すべきなのだ。そのような意味を込めて、岡本太郎は万博の真ん中に、この「縄文の怪物」を突き刺した。そしてその怪物が、太郎が太陽の塔を突き刺した1970年よりずっと行き詰まった今の時代に、科学技術や資本主義の伸び代がなくなり、いいようのない閉塞感が満ちる現代日本に蘇る。蘇るべくして蘇る。平野さんは★「今こそあいつに働いてもらわなければ、日本人よ目を覚ませ、縄文を取り戻せと叫んでもらわなければ」と語る。太陽の塔の中の「生命の樹」は「怪物の内臓」にあたり、その再生はまさに縄文の怪物を「生き返らせる」ことだという。だから太陽の塔再生プロジェクトは、単なる工事でも、芸術作品の補修でもない。迷える多くの日本人に有効な希望の刺激を届けるような、自信を失い、あるいは歩むべき道が見つからない人の灯火となるようなものを作らなければならないと意気込んだ。今もし岡本太郎が生きていたら、こんなことをしたいと言って突き進んだであろうことに、果敢に挑戦しよう。まあこれくらいでいいだろう、ではなく、限りなく高みを追い求め、太郎の時代を超えよう。そんな気概でプロジェクトは進んだ。その先頭に立つ平野さんの獅子奮迅ぶりは尋常ではなく、しかも底抜けに明るく楽しそうで、まさに熱気に満ちていた万博の時代を彷彿とさせるものだった。(中略)
岡本太郎は、日本人として最初に縄文★火焔土器の美しさに気づき、その生きる力強さ、精神性の高さを訴えた。その太郎の訴えが、考古学の研究資料を「国宝」に押し上げた。弥生以降の実用性・効率優先の「面白みに欠ける」時代よりも、八百万の神が宿る時代の方が「高い」とし、科学技術と資本主義、西洋文明に盲目的に隷従して「豊かさ」を手にしようとする「卑しさ」を指摘した。それは、マネー資本主義のむなしさに気づき、バーチャルではなく現実の生々しさがあってはじめて持続可能で、自然の中に神々を見ながら「おいしいものを原価ゼロ円で食べよう」とする里山資本主義を掲げてきた私にとって、実に共感できる考え方だった。(中略)
万博の時代にあって今の時代にないものとは、なんだろう。
・・・「縄文」とは???