エキスポ(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《参考》2018.10.3けんせつプラザより

Reboot「よみがえる太陽の塔」

https://www.kensetsu-plaza.com/kiji/post/22922

万博閉幕後は、地下の展示空間は埋められ、巨大な大屋根は1977~78年度にかけて撤去された。しかし、「太陽の塔」だけは保存運動の後押しもあって取り壊されずに残され、1階部分だけの限定公開が不定期に行われてきた。限定公開はいったん終了したものの、その後、40周年事業の一環として再公開の機運が高まった。しかし、一般公開には建築基準法の壁が大きく立ちはだかった。当初、「太陽の塔」は仮設建設物として造られ、その後は“人が常時出入りしない”前提で工作物として残された経緯がある。一般公開に向け、建築物としての扱いに変われば、防火と耐震性等にかかわる多くのハードルを乗り越える必要があった。

 

 

2013年11月、大阪府は、「太陽の塔」の内部公開を進める意向を明らかにした。それに伴い、建設から約半世紀が経過し老朽化が著しいため、現在の建築基準法を満たすべく、防火・耐震補強工事と同時に内部展示物の再生・復元を実施することとなった。塔本体の耐震補強工事は2016年10月から開始。太陽の塔周辺の根元部分に工事用の仮囲いを設置し、園内の一部は通行規制が敷かれた。腕から下の胴体部分は、念入りな準備の後、補強としてコンクリートの20cm増し打ちを行い、腕から上の頂部は新たな鉄骨で補強がなされた。当時の来場者は、地下展示場から「太陽の塔」の内部を通り、大屋根の空中展示場につながる経路で観覧した。今回の工事では、その出口の役割を果たしていた★腕部の既設エスカレーターは軽量化するために撤去されて、残った鉄骨は展示物としてそのまま見せることになった。動線については、国土交通省の全館避難安全検証法による安全性の担保から、階段・エレベーターの整備・補強はもとより、地上から地下への進入路として、階段・スロープ・外部エレベーターを整備。「地底の太陽」部分の通路幅は見学者が横2列でも十分通行可能なように、幅2.5m分を確保した。塔内にエレベーターを設置したことにより、車椅子でも1階、中層階、最上階からの鑑賞ができるようになった。また、入口を入ってすぐのスペースでは、ガラス越しに下から「太陽の塔」を見上げることができる。(中略)

 

 

★「地底の太陽」とは、大阪万博当時の地下展示室にあった、人間の精神世界を象徴する第4の顔のことである。万博閉幕後に兵庫県に無償譲渡されたが、その後★行方不明となり、現在(2018年5月時点)も発見に関する有力情報がない中での、「地底の太陽」再生となった。2017年7月★(株)海洋堂による“最初の原型”を基に原寸の雛形を作製。岡本芸術に精通する有識者による検討が行われた後、翌年1月に完成、搬入が行われた。

 

・・・中央の「生命の樹」は、ほぼ想像した造形でしたが、「腕部」にまで考えがおよんでいなかったので、不意打ちを食らったように圧倒されてしまいました、まるで「タイムトンネル」。外側の「腕部」から想像できない迫力で、これだけでも十分に観る価値があります。この後、「夢の池」から「鉄鋼館」へ行ってみたいと思います。

 

 

・・・何度もこのあたりは散策していたのに、若林奮さんの作品に今まで気が付かなかったとは情けない。

 

 

《夢の池》

https://www.expo70-park.jp/etc/heritage_expo70/

1970年に大阪で開催された「日本万国博覧会」の会場内に建造された人工池・「夢の池」には、周りの巨大建造物に負けない規模の噴水が構想されました。これに取り組んだのが★「イサム・ノグチ」氏で、6種9基のさまざまな噴水が設置されていました。博覧会終了後は、水中にうず潮を起こす噴水は撤去されましたが、残る噴水は出水機能を停止させて、モニュメントとして池に残されました。2011年3月に噴水群は、大阪万博開催当時の塗装色に復元しました。

●「宇宙船」黄・黒色に塗った2基のドーム状噴水器が、水面に浮きあがったり、水中に没したりする浮沈型の噴水。浮上するときは下部のジェットおよび噴霧ノズルが噴射し、浮上後は頭部のジェットおよび噴霧が噴射しました。また水中に沈むときは、多量のあわを出す仕組みで、照明はドーム内から黄色のフィルター付きのビーム電球群で周囲を照らし、またドーム下面からビーム電球で下方を照らし、噴水の効果を高めました。

●「星雲」円筒全体にちりばめた噴霧ノズルから噴射する霧によりつくられた、巨大な霧の塔。照明が池面内から、円筒と霧をビーム電球群で照らしあげ、薄く浮彫りされた霧の中に青色に彩色した円筒を照らし出しました。

 

 

●「彗星」池面上33メートルの高さにアルキャストの巨大な立方体の箱が掲げられていました。この箱の下から1平方センチメートルあたり3キログラムの圧力でジェットノズルにより水を強力に下へ向けて噴射していました。照明は、噴射された水をメタルハライド灯の白い光りで下向照射し、水面で飛散る水をビーム電球で水中から照らし出していました。

●「コロナ」池面上5メートルの高さに、4.5立方メートルの箱が取付けられていました。この箱の上部から水があふれて滝の噴水となり、下部から水を下方に噴射しました。照明は、箱下端のメタルハライド灯で、噴射された水を下向照射し、箱上部のあふれ出る水に対しては、ビーム電球で、また池面内にはビーム電球を配して水中から照らしていました。

●「惑星」高さ7メートル40センチメートル、幅6メートル90センチのドーナツ形噴水器を十字に組み、円外周上にジェットノズルと噴霧ノズルを交互に配置し、全体を回転させながら噴霧とジェット噴霧をさせていました。照明はドーナツ内側に赤色フィルター付きビーム電球、池面には十字型に張出した水平のアームに、赤・黄・緑色および透明フィルター付きのビーム電球を配し、回転するドーナツ面に応じ、噴水のカラーチェンジをしていました。