《NEWS》2020.7.1産経新聞より
有料レジ袋が指定ごみ袋に/埼玉・北本市「お金を出すなら…」
スーパーやコンビニエンスストアなどでのレジ袋有料化が1日、スタートした。大手コンビニで1枚3~5円と決して高額ではないが、出費を少しでも抑えたいのが消費者心理だ。埼玉県北本市などは「どうせお金を出すなら使えるものを」と、自治体の「指定ごみ袋」として使うことができるレジ袋を製造し、小売店に導入を促している。袋は燃えるごみ用(20リットル)の1種類で、北本市内のスーパーやコンビニなど23店舗が今月下旬の導入を決めている。店舗への卸価格は1枚3円で、販売価格は店ごとに異なる。 同市とごみ処理施設を共同利用している埼玉県吉見町も同様の取り組みを進める。 有料化の背景には、レジ袋の廃棄に伴う環境汚染の深刻さがある。北本市環境課の担当者は「★ごみ袋として使えるようになれば★ポイ捨ても減るのではないか」と期待している。
・・・「ポイ捨て」を減らすための「有料化」だったの?「ごみ袋」として使えるのはいいことだけど、基本は「ゴミの減量化」が重要です。
《NEWS》2020.6.17産経新聞より
ディズニーストア、レジ袋20円で販売へ/有料化で驚く声…ファンは「安い!」
ディズニーのキャラクターグッズを扱うディズニーストアは16日、プラスチック製レジ袋の無料配布を30日で終了し、7月1日から1枚20円(税別)で販売すると発表した。★エコバッグの利用を促進しプラスチックごみを削減するのが狙いだという。7月1日からレジ袋の有料化が義務付けられるのを受け、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社は今月、1枚3~5円で販売すると発表。一方、大手牛丼チェーンの吉野家のように、国の制度の例外となっている「★バイオマス素材の配合率が25%以上」のレジ袋に切り替えるなどして無料配布を続ける企業もある。コンビニと比べると1枚20円という価格は割高だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営する合同会社ユー・エス・ジェイも16日、パーク内でのレジ袋無料配布を止めてディズニーストアと同額で販売すると発表しており、ディズニーストアだけが突出して高額というわけではないが、ツイッターでは「2円じゃなくて20円なんですか」「20円もするんだ! どんなレジ袋売る気なの?」などと驚くコメントが見られた。また、全国に40店以上あるディズニーストアだけでなく、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)と東京ディズニーシー(同)のお土産売り場などでも有料化されるだろうと予想する声もあった。キャラクターグッズの小売店のレジ袋には、ロゴやイラストが描かれているものがあり、レジ袋そのものに価値を感じる人も少なくない。「シーズンごとのレジ袋やマイバックとか出してくれたら、毎回理由付けて買っちゃう」「東京ディズニーリゾートのレジ袋有料で50円でいいからイベントごとに柄変わるようにしてほしい」「ディズニーのかわいい袋が20円なら安さを感じる」などと、レジ袋有料化をポジティブに受け止めるディズニーファンの投稿もあった。
・・・なんか本質的な議論ではなく、様々な考えや思いが混乱しているようです。今回の「新型コロナ」対策も同様で、日本らしい状況ということなのでしょうか。
《バイオプラスチック(bioplastic/biomass-based plastic)》
バイオマスを原料としたプラスチックと生分解性を持つプラスチックの総称である。ただし、バイオマス由来であるからと言って、生分解性があるとは限らないし、その逆に、生分解性があるからといって、原料がバイオマスだとも限らない。したがって、「バイオプラスチック」という表現では、共存するとは限らない二者の性質の有無を区別できないため、誤解を招き得る。そのため、日本バイオプラスチック協会のHPなどでは、原料がバイオマスであるプラスチックは、「バイオマスプラスチック」と表記され、生分解性を持つプラスチックは「生分解性プラスチック」と表記されている。
《国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 2020》より
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/11/29/11643/
バイオマスプラスチックは、レジ袋だけでなく、あらゆるプラスチック容器包装などの代替として取り組みが進んでいます。トウモロコシなどから作られるバイオマスプラスチックは、海に流れだせば石油由来のプラスチックと同じように動物を傷つけたり、農地開拓のために森林破壊に繋がったり、食用の穀物の生産と競合し食の安全が脅かされてしまうなど、問題を抱えています。
バイオマスプラスチックはトウモロコシやサトウキビなど農作物から作るため、農地が必要になります。検討会資料にそって、仮に200万トン分のバイオマスプラスチック原料を作るためにどのくらいの農地が必要か計算すると、ざっと300万ヘクタールぐらいとなります。日本の耕作地面積は450万ヘクタールぐらいなので、これがどれだけ大きい数字かわかりますよね。これだけ見ても、ただ単に他の素材に変えようという議論が、本質的な問題解決にはならないと感じられるのではないでしょうか。
・・・そもそも、どうして「レジ袋」と呼ぶようになったのだろう?いろいろ調べてみました。
●スーパーやコンビニなどで買い物をしたとき、★「レジ係」の人から渡されるから、という説明がありました。正式、というか製品の材質から、本当は★「ポリ袋」というカテゴリーにはいるそうで、「レジ袋 」は、通称なのだそうです。英語圏では★「plastic bag」と言うのだそうです。
●私は東京在住で、呼び方は★「ビニル袋」です。関西のお友達は★「ナイロン袋」と呼ぶ方が多い印象を持っています。→レジ袋の素材は★「ポリエチレン」と言う樹脂なので、ビニル袋もナイロン袋も素材から由来した呼称としては間違っており、素材由来の言い方としては「ポリ袋」が正しいです。
●コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店において、購入した持ち帰り商品を入れるためにレジで渡される★「ポリオレフィン」などの材質で作られた袋をさす通称(正式名称ではない)。買物袋の一種。広島県大竹市の袋メーカー★中川製袋化工が1960年代に当時流行したストッキングの伝線防止のため、竹籠に代わる梨狩り用のポリ袋を開発したのがルーツ。1970年頃から、丈夫で水濡れにも強いことを受け、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店で紙袋に代わり、ポリ袋やビニール袋などが大量に使われ始めた。現在ではほとんどすべてがポリオレフィン製のポリ袋である。(Wikiより)
《中川製袋化工》
http://www.nakagawaseitai.co.jp/
「包む」とは人とのつながりを大切にした贈り、受け取る「まごころ」の文化。私たちはこの「まごころ」を基本に、社訓に掲げた「あたりまえ」の製品造りに励んでいます。消費者には快適を提供し、顧客には信頼で結びつき、そして社員には基礎の徹底と能力の向上を推進し、「包む=まごころ」の文化の創造に貢献し続けています。
★2020/06/30新商品が追加されました
この度、製品紹介のページの内の「レジ袋」に★バイオNNパック25半透明(BS)が追加されました。バイオマスマーク25(バイオマス度25%)認定の規格レジ袋を発売開始します。★2020年7月からのレジ袋有料化規制の対象外となり、無償配布可能なレジ袋です。一枚一枚にJANコードが印刷されており、有料化にも対応可能です。
《ポリオレフィン》日本ポリオレフィンフィルム工業組合より
コンビニやスーパーでの買い物時に何気なく渡される袋は、ポリエチレンフィルムで作られています。現在では多くの店舗でその★利用量を抑えようという動きが活発になっていますが、食品を清潔かつ安全に長期保存するためには★どうしても使用せざるを得ません。また、医療機関などで使用される手袋の他、さまざまな機関で利用されており、★衛生面を安価に確保するためにも今後もポリオレフィンフィルムは私たちの身近なところで利用されていくのです。★大切なのはできるだけリユースし、少しでも地球に優しく使用していくことだと私たちは考えます。
★「スーパーでもらったレジ袋、どうしていますか?」そんな身近な疑問に取り組んでいる方々がたくさんいらっしゃいます。このコーナーでは、そういった方々の研究成果をご紹介します。 なかには、「え、こんなやり方も!?」というアイディアも。ぜひ、参考にしてください。
1.ごみ袋にするのはあたりまえ!?
2.ごみ袋にもいろいろあります。
3.レジ袋は収集用のごみ袋として認められているの?
4.ごみ袋以外では、マイバッグとして再利用
5. その他、こんな使われ方も…
その他、ペットのいるご家庭の場合、犬の散歩などに欠かせないようです。実にさまざまな再利用方法があるものですね。特に、小さなお子さまのいる家庭ではレジ袋は必需品。レジ袋を使って遊んでいるお子さまもいるようです。インターネットでは「レジ袋を使った凧の作り方」を紹介しているサイトもあります。レジ袋は小さなお子さまが誤って被ったり、飲み込んだりした場合、窒息するなどの事故につながることがありますので、くれぐれもご注意ください。
・・・以上のように、「レジ袋有料化」で満足するのではなく、「地球環境」について考えるよい機会と捉えることでしょう。もちろん「自然」は大切なわけですが、もはやそれを唱えるだけでは生きていけない現実があります。「新型コロナ」の問題も同様で、いかに賢く★「共生」していくのか?★「持続可能」な世界を構築していくのか?真剣に★みんなが考えなければならない、まさにその時が来たようです。