《談山神社本殿》江戸時代(重要文化財)
http://www.tanzan.or.jp/about/culture.html
藤原鎌足公をお祀りする本殿は、もと聖霊院、大織冠社、多武峰社とも称し、三間社隅木入春日造のけんらん豪華な様式で知られています。社殿全体は極彩色 模様や、花鳥などの彫刻によって装飾されています。大宝元年(701)の創建で、現存は嘉永3年(1850)に建て替えられたものです。日光東照宮造営の際のお手本となったことでも有名です。
・・・見晴らしも良く、最高のロケーションです。
・・・本殿内に眼を向けると「朱」が眼に沁みます。
・・・懲りずに、山道を登り「三天稲荷」にもお参りしました。へろへろ。
《折口信夫と談山神社》
第二歌集『春のことぶれ』に所収する「多武峰」と題した五首より
人過ぎて 思うすべなし 伝え来し 常世の木の実 古木となれり
釈超空こと折口信夫博士は大阪生まれ(1887~1953)祖父が飛鳥の出身だったことから、大和を愛し、少年の時から、当地をたびたび訪れました。博士は多武峰に天降った神(まれびと)が香具山に到るという神の道すじを実感されたのです。(中略)現代人は日本人の情緒と原理を見失っていると言われています。それは折口博士に言わせれば「日本人の神の喪失」に尽きる、ということになりましょう。この歌碑の前に立つ人たちは、民族の将来を考え、そして自己再発見のこころの旅立ちを、今、ここからはじめていただきたいと思います。
《あじさい》6月中旬~7月中旬
https://www.hug-nara.jp/report/16912.html
朱塗りの社殿や現存、唯一の木造十三重塔が新緑に映える中、約1000株のアジサイがよりいっそう、その美しさを引き立てています。
・・・「あじさい」の美しさはもちろんですが、それ以上に「もみじ」や「コケ」のミドリが沁みました。