アノニマス | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《NEWS》2020.6.8NEWSWEEKより

Kポップファンは正義の味方?差別的なハッシュタグを大量のファンカムで乗っ取り「浄化」

<アイドル動画の大量投稿で差別的な意見を圧倒するKポップファンのオンライン政治活動が活気づいている。ハッカー集団アノニマスと共闘し、陰謀論のQアノンも標的に>

ツイッターの差別的なハッシュタグを乗っ取るアメリカの★Kポップ・ファンの活動が勢いづいている。今週は陰謀論の巣窟である「QAnon(Qアノン)」と匿名掲示板サイト4chanの荒らしに関係するハッシュタグに集中攻撃を仕掛けている。【ジェイソン・マードック】

韓国のポップミュージック・ファンは以前から、★数の力を使った大量投稿で気に入らないメッセージをかき消すという活動を行っていた。そのとき投稿に使ったのが、「ファンカム(fan cam)」と呼ばれる、韓国アイドルの短いビデオクリップだ。 かつては「米国を再び偉大に」と訴える#MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)や#WhiteLivesMatter(ホワイト・ライブズ・マター、白人の命は大事)など★人種差別的なツイッターのハッシュタグを乗っ取るSNSキャンペーンの先頭に立ち、大量の投稿でスレッドを埋め尽くし、差別的なメッセージが見つからないようにしたことがある。 その膨大な数を利用して、黒人差別の解消を求めるBLACK LIVES MATTER(BLM、ブラック・ライブズ・マター、黒人の命は大事)」★デモの参加者の違法行為を映した動画を送信するためのダラス警察のモバイルアプリを、通信不能にしたこともあった。 5月25日に黒人のジョージ・フロイドがミネソタ州ミネアポリスで警察官に殺害された事件をきっかけに全米で反人種差別抗議行動が広がりだすと、Kポップファン層のこうした活動はさらに活発になった。 <ハッカー集団が戦いに参加> Kポップファンのターゲットになったハッシュタグには大量の投稿が流れこむため、トピックの多くがソーシャルメディア・プラットフォームでトレンド入りする。だがトピックをクリックすると出てくるのは、K-POPビデオやGIF、ミームばかりというわけだ。6月4日には、トランプ政権を支持する陰謀論者の集団Qアノンが新たな標的になった。 Kポップファン集団による活動が活発になったのは、★デジタル抗議運動のパイオニアとして知られる世界的なハクティビスト(政治的な動機でハッキングを行う活動家)のネットワーク★「アノニマス」の復活と時を同じくしていた。Kポップファンとリンクしたアノニマスの新しいムーブメントは#OpFanCamのハッシュタグのもとで展開されている。700万人以上のフォロワーがいるアノニマスのツイッター@YourAnonNewsには、6月3日にこんなツイートが投稿された。「匿名のすべてのKポップの仲間たちよ!地球をハックしよう!」「われわれはみんなにBlackLivesMatter(BLM、黒人の命は大事)を理解してほしいし、BLMキャンペーンのために、あらゆる手を尽くすつもりだ。問題は警察の残虐行為であり、不当な人種差別のシステムだ」という5月31日のアノニマスのツイートは、最終的に10万件以上の「いいね」を集めた。アノニマスの別のアカウント、@YourAnonCentralは、Qアノンのハッシュタグを再び標的とし、KPOPファンと一緒に攻撃すると宣言した。

<怪しいハッシュタグはすぐ攻撃>

「ファシストのハッシュタグは、今やKPOPやアニメの投稿で溢れ、何がなんだかわからない状態になっている。アノニマスの#OpFanCam部門は第2ラウンドに進む。陰謀ファシストの連中をもう一度懲らしめよう」 この共同キャンペーンでは、Qアノンのフォロワーがしばしば使うハッシュタグ#WWG1WGA(「われら一丸となって共に進まん」の略)もターゲットになった。 Qアノンの陰謀論は2017年にさかのぼるといわれ、匿名掲示板4Chanから生まれて現実世界に広がったと考えられている。 彼らの陰謀論の支持者は、ドナルド・トランプ大統領の声明や行動に秘密のメッセージが潜んでいると主張。以前は政府内の誰かが「隠れた国家」に関する情報を漏らしているとにおわせていた。 名誉毀損防止連盟(ADL)のウエブサイトによれば、Qアノンの「支持者は、ハンドル名Qと名乗る人物に従い、世界の政府は小児性愛者のあやしい秘密結社によって支配されているが、最終的にはトランプ大統領によって正義が行われると信じている」。Kポップ集団の運動は★すっかり定着したようだ。最近も、差別的なハッシュタグ#goBaldforBLMが注目を浴びるとKポップ軍団が★すぐに参戦、Kポップのクリップでスレッドを埋め尽くした。

 

・・・新しい時代にふさわしい「闘争」方法、あまりの痛快さに吹き出してしまいました。ただ、一歩間違ったらと「ヒヤッ」としたのも事実です。

 

《アノニマス》(anonymous) Wikiより

「匿名」を意味する英語。 ギリシア語の anōnumos( an- ‘否定’ + onoma ‘名前’ )に由来する。

インターネット上のハクティビズム活動家が緩やかにつながりをもった国際的なネットワークである。名目上、グループと関連しているウェブサイトにおいては「命令というよりも★アイデアに基づいて運用されている非常に緩やかで、分散化された指揮系統をもったインターネット上の集まり」と評されている。

アノニマスはいくつかの掲示板やYouTubeの利用者から発生したともされている。掲示板では投稿する際に名前を入力しないと名無しを意味するAnonymousと表示される。後述の映画「We Are Legion」に出演したアノニマスメンバー(プロジェクト・チャノロジー メンバー)は「アノニマスというのは★最初冗談で始まりました」「サイト全体をアノニマスというたった一人の人間が作っているとしたらどうだろう?と誰かが言い出したんです」と証言している。日本の雑誌取材によると、ホームページをアノニマスとして作成する段階から徐々に集団意識として芽生えてくる様がレポートされている。

初期の抗議活動もIRCではない掲示板で話し合われる事が多かった。この取材によればYouTubeにアップされた動画の削除に対し★集団アノニマスとして抗議行動をとり、この攻撃を残念に思った人物が攻撃中止のビデオメッセージを投稿すると、それに感銘を受けた参加者「アノニマス」達が★平和的な抗議デモに切り替えて、世界100都市7000人を超える平和的なデモ活動が行われたという。この様に、必ずしもアノニマスの参加者がハッカーやクラッカーのみではなく、中にはクラッキング攻撃に否定的な集団もいる。対してオペレーション(Operation)と呼ばれるハッキング・クラッキング行動が2010年ごろから開始され、彼らは徐々に活動拠点を移していった。

行動を肯定するAnonOpsと、それを否定するAnonNetと呼ばれる「流行」に分かれたと見る向きもある。特定のリーダーは存在していないが、その時々のブームメントの牽引者が★自然発生的に存在する。2013年には全てのインターネットを停止させるオペレーショングローバルブラックアウト(OpGlobalBlackout)が予告されたが★賛同が集まらず自然立ち消えになった事もある。この様に、参加・不参加は各人の自由であり、意識として必ずしも全体として統一したものとも限らない。「ラルズセック」のような分派が存在し、中にはホワイトハッカーに転身する者もいる。

活動拠点を一つをIRCやそれ以外の掲示板などの様々なプラットフォームに広がった為、全体の総数は測定不能だが、IRC接続者が常時数百人程度はおり、これらのことから彼らがコアメンバーとみなされる事もある。アノニマスに人数を質問すると9000人以上と答えるジョークが存在する。ただしこれはパロディとされている。実際の全体総数では数千人規模とも言われ様々な地域や文化圏の人々が含まれていることが推測されるため、★相互に異なる意見を内包しており自然発生的に小さな無数のグループが存在しているとIIJは推測している。また誰もがアノニマスを自称することが可能であり、アノニマスを★自称しているに過ぎないハッカーやクラッカーも相当数存在する可能性を考慮に入れれば、正確な定義が困難な集団であるともいえる。主に★抗議行動・DDoS攻撃・クラッキングを用いてハクティビズム(Hacktivism)に基づく政治を行う集団、またはそうした一連の活動を指すインターネットミームとも言える。また、「anonymous」という単語は「匿名の」という意味の形容詞である。

P2P規制、各国政府によるウィキリークスやアラブ騒乱に対する抑圧など、彼らが★自由に対する脅威であるとみなしたものに対する大規模な攻撃を突発的に行ってきたが、アノニマスを有名にしたのは、2008年におけるサイエントロジー公式ウェブサイトへのDDoS攻撃である。関連ウィキサイトや、Encyclopædia Dramatica、その他の多数のインターネットフォーラムが、アノニマスに関係しているという説も存在している。

「We are Anonymous. We are Legion. We do not forgive. We do not forget. Expect us.(我々はアノニマス。我々はレギオン(英語版)。★許さない。忘れない。待っていろ。) 」を標語として掲げる。

 

・・・静観ではありませんが、「アノニマス」の痛快な活動を見守っていきたいと同時に、自分のできる範囲のことは自分の責任とプライドにおいて取り組んでいきたいと思います。この紹介ブログも、その範囲内です。