苦言を呈する | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「緊急事態宣言」が解除され、少しずつであれ日常をとりもどしつつある★今だからこそ、

 

《苦言を呈する》

●Weblio辞書より

忠告をする、特に、言われたことは余りいい気はしないだろうと思われるような内容のアドバイスや注意などを行うこと。苦言を言う。

●imidasより

相手のためを思って、相手が聞いていい気はしないような忠告を、あえてする。「きみの将来を考えればこそ苦言を呈するので、けっしてきみが嫌いじゃないのだ」

〔語源〕「呈する」は、ここでは、差し出す意で、「疑問を呈する」「賛辞を呈する」などと使う。

 

・・・非難や批判ではなく「苦言を呈する」というスタンスであれば、耳を傾けてもいいかなと思う。様々な価値観や個性があるわけですから、異論・持論(自論)があって当然ですから、自分の考えと何が違うのか、同じなのかを見極めていきたい。

 

【村西とおる監督(71)】

●4月24日、自身のツイッターを更新。タレントや芸能人らの「自粛呼びかけ動画」に★苦言を呈した。新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言下にあり、東京都の小池百合子知事(67)はこの日の会見で「不要不急の帰省やレジャー、旅行など他の道府県への移動の自粛を強くお願いする」と訴えた。小池氏は25日からゴールデンウイークが終わるまでの期間を「ステイホーム週間」として外出自粛、テレワークの拡充の強化を求めてきた。会見では、自宅でも楽しめる動画などのコンテンツを揃えた「ステイホーム週間ポータルサイト」を都公式ホームページ内に開設したことを発表した。芸能人も「お家時間」として様々なコンテンツをネットに公開し「外出自粛」を呼び掛けている。村西監督は「著名人が歌ったり踊ったりで呼びかける自粛。崖っぷちでロープに必死にしがみつき、谷底に落ちまいと歯を食いしばっている人間によくもそんな★お気楽なパフォーマンスができたもの」とバッサリ。「パフォーマンスができたもの。自粛できるのは一部の限られた幸運な人たち。スーパーも入場制限などといっているが、大不況となればたちまち鳴く閑古鳥」と庶民とかけ離れたものと指摘する。

●6月4日、ツイッターで「東京アラート」を発動した小池百合子都知事(67)の方針に異論を唱えた。東京都では4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに28人確認され、一日当たりの感染者が4日連続で2桁となったが、村西監督は「『俺のために死んでくれ』というヤクザの世界でも『わかりました』の子分はいない。3人もいれば天下をとれるという。小池痴事も再び自粛要請をして零細事業者に『私のために死んで欲しい』とやってみればいい」(原文ママ)と提案する。さらに「今や財布どころか頭カラッポが明らかなお前さんに殉じるお人好しがこの東京に何人いるのか」と新たに自粛要請すべきでないと持論を述べた。

 

・・・すべてに賛同とはいきませんが、こういう苦言や持論ならさわやかですね。さて、

 

《NEWS》2020.6.6産経新聞より

日本はパロディーに不寛容?「コロナエンブレム」取り下げ、外国人記者反発

東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが日本外国特派員協会(FCCJ)の会報誌に掲載された問題は、FCCJ側が5月21日、大会組織委員会の取り下げ要請に応じ、公式サイトからデザインを削除して決着した。ただ、FCCJが同日、オンラインで開いた会見では、「表現、報道の自由」が損なわれたと取り下げに反発する会員が続出。矛先は、パロディーや風刺表現に寛容でないとされる日本の法律や文化にも及んだ。FCCJのカルドン・アズハリ会長は会見で、「理事会で弁護士や専門家に相談した結果、日本でのわれわれの★立場は有利ではないという明確な助言を受けた」とし、取り下げは著作権法上の理由と説明。「今回の問題で不快な思いをされた各方面の方々に心よりおわびする」と謝罪した。これに会員の外国人記者らがかみついた。組織委は著作権侵害のほか「大会エンブレムを新型コロナウイルスと結び付け、ネガティブなイメージを付加することは、五輪ムーブメントの目的に反する」と問題視したが、ある会員は「パロディーはネガティブな印象を与えるものでなく、★芸術だ」と反発。別の会員は問題のデザインをプリントしたTシャツを着用し「これが問題とされること自体、★欧米では考えられない」と声を上げた。アズハリ会長は会見中、「これは報道の自由、表現の自由ではなく、著作権の問題だ。日本で活動する協会として、日本の法律を尊重する」と繰り返し理解を求めたものの、会見はさながら取り下げの是非をめぐる意見交換会の様相に。日本人司会者が「日本ではパロディーや風刺について、★著作権法に何の規定もない。常に名誉棄損、著作権侵害となるリスクを抱えていて、(裁判で)★どう解釈されるかわからないのが、パロディーや風刺が★日本ではほとんどできない理由」と、日本の事情を説明する一幕もあった。また、問題の会報誌は4月号の上、一般配布もされないことから「組織委が抗議しなければ、ほとんどの人の目にもふれずに過ぎたと思う。抗議したことで大きく報道され、組織委側はある意味、自分たちでダメージを与えたのではないか」との指摘もあった。アズハリ会長自身、組織委の申し入れが法的な問題にふれず、会報誌の内容に関するものであれば「取り下げることはしなかったと思う」と述べている。その上で「日本国内のパロディー、風刺に関する★規制が非常に厳しく、フラストレーションを感じている記者もいると思う。パロディーや風刺についての議論が日本でもっと★オープンになっていくことを期待している」と語った。会見後、外国人ジャーナリストら11人は共同で今回の問題に関する声明を発表した。英ニュースサイト「インサイド・ザ・ゲームズ」などによると、声明では「パロディーは★権力に真実を語る有効な方法のひとつ」とした上で、「報道の★自由を守る責任を果たさなかったという事実に失望している」とFCCJの対応を批判。組織委に対しても「(招致をめぐる)贈収賄疑惑、膨張する経費、アスリートを危険にさらす状況など、東京五輪をめぐる多くのスキャンダルへの★批判をそらすための浅はかな試みのようだ」としている。ちなみに、「コロナエンブレム」に対するインターネットの反応は、「特に気にならない。過剰反応だ」といった意見がある一方、「欧米の文化や価値観を★押し付けないでほしい」「表現の自由は尊重すべきだが、これは風刺ではなく★侮辱だ」など、おおむね否定的だ。

 

・・・パロディーや風刺について、日本はそんなに厳しい・冷たいのかなあ。なんだか日本の価値観が特別みたいに言われるのって、いい気がしないですね。「おもてなし」をはじめとするプラスの文化もあるけれど、マイナスのイメージの方が強い感じですね。それって、ひょっとしたら日本人に対する★差別意識と結びついてないかなあ。外国で生活されている日本人の方々から、イヤな思いをしたという話をよく聞きますし、国際化・表現の自由って本当に難しい。日本人としてというより、★一人の人間としての考えや価値観をしっかり形成していくことが、重要だと思います。いろんな日本人・外国人がいて当然ですから、世間の風潮や流行に★惑わされない(迎合しない)ようにしたいものです。

 

《NEWS》2020.5.10日豪プレスより

「2021年の東京オリンピックは最高の大会にも」

5月9日、ジョン・コーツAOC会長が、「延期された東京オリンピック大会を2021年に開くというのは主催側にとってはかなり大きな任務になるが、★実現させられればオリンピック史上最高の大会の一つになることだろう」と語ったことが伝えられている。ABC放送(電子版)が伝えた。2020年東京オリンピック競技大会とも呼ばれる第32回オリンピアード競技大会は2020年7月から8月にかけて開かれる予定だったがコロナウイルス・パンデミックのために延期され、2021年の同月日に「2020年東京オリンピック競技大会」の名称で開かれることが決まっている。しかし、その時期までにこのパンデミックが終熄しない場合にどうなるかが論議の的になっている。オリンピック競技大会は過去にも1916年ベルリン大会が第一次世界大戦で、1940年(東京)と44年(ロンドン)が第二次世界大戦で中止されている。しかし、国際オリンピック委員会の調整委員長を務めるコーツ氏は、両大戦★終戦後初の夏季大会がいずれも優れた競技大会になったことを引用し、「コロナウイルスから復興する世界の意思を集めた東京大会は素晴らしいものなるだろう」と語っている。また、コーツ氏自身が開催を助け、ファン・アントニオ・サマランチIOC会長が、「史上最高の大会」と評した2000年シドニー大会をさえ上回ることも考えられるとしている。AOCの年次総会での発言で、コーツ氏は、「誰もが1年長く待った東京大会が開催されれば、1920年のアントワープ大会や1948年のロンドン大会に匹敵する世界の人々の喜びと安堵感を東京でも穏やかにかつ明瞭に再現することになるだろう。オリンピック史上最高の大会の一つになるだろう。シドニーっ子としての誇りの偏狭さを★ひとまずおいて言うなら、東京大会が史上最高の大会の一つになることを熱望している」と語った。コロナウイルス社会規制のため、オンラインで開催されたAOC年次総会で、コーツ氏は、「2032年にQLD州南東部でのオリンピック競技大会開催を実現させる動きもますます勢いがついてきている」と語った。

 

・・・「ピンチはチャンス」と言いますが、そんな軽い表現ではなく、ピンチを乗り越えていく先にきっとチャンスが訪れる、希望をもって前に進もうということですよね。言葉を略したり、簡単な表現にすると、誤解を与えてしまうことがあります。大切な内容や重要な意味を理解してほしい時は、時間がかかってもいいから丁寧に心を込めて伝える工夫(努力、技術)が必要だと、★自戒の念を込めてそう思います。