・・・ルービック・キューブの美しさは、これまで様々なグッズを生み出してきました。
・・・単純だからこそ、かえって想像力をくすぐるのかもしれません。
・・・ドットアート、キューブアートなど、いろいろな呼び方はあるようですが、ルービック・キューブそのものを使ってアートすることが注目されています。シンプルならではの感動、ですよね。
《NEWS》2020.4.15まいどなニュースより
ルービックキューブで作る「バカ殿」/世界的マジシャンが本気を出したピクセルアート
新型コロナウイルス感染による肺炎で、3月29日に亡くなったタレント・志村けんさん。故人の顔を、ルービックキューブを使ったピクセルアートで表現した人がいる。ルービックキューブを自在に操る世界的マジシャン、Takamiz Usuiこと碓氷貴光さんだ。マジック界のオリンピック「FISM」の日本代表にもなった彼が、なぜこのようなアートに挑戦するのだろうか。志村さんを作るために使ったルービックキューブは約500個。設計図も作らず、写真のみを参考に3~4時間で仕上げた。6色という制約の中で描き切る苦労はあるが「キューブが多すぎると難易度が低くなり、少ないと表現の幅が狭まる。500個は、難易度を保ちつつ表現豊かなアートに仕上げる絶妙なラインです。それを楽しみながら作っています」。YouTubeに配信されている動画は「謹んでご冥福をお祈りいたします」の字幕で始まり、早送りされた制作の過程が2分47分で見られるようになっている。最後には「常にお笑いのトップを走り続けずーっと楽しませてくださりありがとうございました! RIP」の感謝の字幕が掲載されている。『8時だヨ!全員集合』の全盛期、小学生だった碓氷さんは特に志村さんが好きだった。よくTVに向って「志村、うしろうしろ!」と叫んだり、髭ダンスをしながらミカンを投げるのを真似て、親に怒られたなど思い出は尽きない。テーマに志村さんを選んだのは自然なことだった。そして「志村けんといえばバカ殿。変なおじさんや普段の志村さんのデザインも考えましたが、天国でもコメディアンとして笑わせて欲しい。だったら一番インパクトがある、バカ殿で表現しようと思いました」。以前からピクセルアートをやってみたかったという碓氷さん。今回の新型コロナウイルスの影響で、予定していたロシアやカナダ、米国のニューヨークやアトランタでのマジックショーがキャンセルになり、まとまった時間が取れてしまった。それを利用して有名人のアート制作にとりかかったというわけだ。いかりや長介さんや福山雅治さん、そして「以前、似てるといわれたことがある」という嵐の二宮和也さんを作ってTwitterに上げたところ、ぜひ他のメンバーもとの声がきた。それを機にリクエストに応じた制作にも挑戦。工夫を重ねるうち、「自分の中の引き出しが増え腕が上がった」そう。ピンチをチャンスに変えて、現在は毎日1点、制作したピクセルアートをYouTubeチャンネル『ルービックキュー部』やTwitterにアップしている。さらに最近は、星野源さんの『うちで踊ろう』でギターを弾くアートも制作。「今はコロナの影響で外出できない人も多いと思います。動画で、少しでも楽しんでもらえれば幸いです。落ち着いたらマジックショーも再開しますし、ピクセルアートを主にしたイベントも仕掛けていくので、ご贔屓にお願いいたします!」。
《NEWS》2020.2.4AFPより
ルービックキューブで描かれたモナリザ、競売へ/最大で1800万円か
立体型パズル「ルービックキューブ(Rubik's Cube)」330個を用いて、レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の傑作「モナリザ(Mona Lisa)」をモチーフに制作された作品が今月、仏パリで競売に掛けられる。最大で15万ユーロ(約1800万円)の値が付く見込みだ。仏アーティストのインベーダー(Invader)によって手掛けられたこの作品は、「ルービック・モナリザ(Rubik Mona Lisa)」と呼ばれている。「ルービック・モナリザ」は今月23日、パリの競売会社アールキュリアル(Artcurial)で競売に掛けられる予定。ストリートアート界の著名人の作品を集めたオークションの一環だという。インベーダーは2005年に「ルービック・モナリザ」を制作。その後、印象派エドアール・マネ(Edouard Manet)の傑作「草上の昼食(The Luncheon on the Grass)」や、ギュスターブ・クールベ(Gustave Courbet)が女性の下腹部を描いた「世界の起源(The Origin of the World)」もルービックキューブで再現している。
★レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「モナ・リザ」を330個のルービック・キューブで表現した作品が23日、パリでオークションにかけられ、48万0200ユーロ(約5780万円)で落札された。モダンアートのオークションハウス、アールキュリアルが発表した。落札額は事前見通しの15万ユーロを大幅に上回った。このモナ・リザは、ストリートアーティストのインベーダー氏による2005年の作品。同氏は本名を明かしておらず、普段はマスクで顔を隠し、撮影に応じた際には顔の部分を画素化するよう要求することで知られる。